3月はいつまでも寒い日が続いたのでサクラの開花が遅れるのではと思いましたが、例年通りでいよいよ満開ですね。花壇の作業もいよいよ忙しくなってきます。
南アフリカ原産、アオイ科の低木です。低木ですが、這うように茎が伸びるつる性のようにも見えます。釣鐘状の黄色い花が、株全体に咲き、甘い良い芳香がします。
高温多湿を嫌いますので、水はけのよい土の鉢で管理し、夏は雨にあてないようにし、風通しの良い半日陰で管理します。半耐寒性なので、冬は室内の明るい場所で管理します。
▲「ハニーベル」 つる性のようですが低木です |
▲釣鐘状の花 大変よい香りがします |
南アフリカ原産の、キク科の多年草です。シルバーリーフの枝先の中に赤く光る蕾をつけます。見事な光沢で、みとれてしまいます。
日本の高温多湿が苦手ですが、-10℃くらいまで耐寒性があるので、日当たりと水はけのよい花壇やコンテナに利用できます。花茎が上がってきますので、花が終わったら花茎は切り戻します。水遣りは、土が乾いたらたっぷりと与えます。
▲「ルビークラスター」 シルバーリーフとしても楽しめます |
▲枝先の奥を覗き込むと、 光る蕾があります |
ヨーロッパ原産のアブラナ科の多年草です。鮮やかなオレンジ色の花で、横に広がるように咲くのでハンギングバスケットなどに向きます。
高温多湿が苦手なので、夏は風通しの良い半日陰で管理します。耐寒性はありますので、冬は日当たりの良い戸外でも管理できます。
▲「バレンシア」 鮮やかなオレンジが元気にしてくれます |
▲アブラナ科の花の特徴が 良く出ているようです |
オーストラリア原産のキク科の一年草です。普通のキク科の花のようですが、触ってみると、紙のようにカサカサしています。
鉢でもコンテナや花壇の寄せ植えにも利用できます。高温多湿に気をつけ、日当たりと水はけのよい場所で管理します。
▲「ペーパーデイジー」 葉も針状で珍しい形です |
▲花を触ってみると、 軽く、カサカサと音がします |
4月中頃、ハイドランジア(西洋アジサイ)が店頭に並び始めます。うまく育てると長く花を楽しめる人気の花です。促成で育てられ、大きな花房をつける割に小さめの鉢で仕立てられていることが多いので水切れしやすいので注意します。また枝先が重くてバランスが悪く、風が吹いたりするとすぐに鉢が倒れます。鉢からすぽっと抜けるなら、一回り大きな鉢にそのまま移してやり、抜けない場合は鉢ごと大きめの鉢に入れておくと安定します。
オーストラリアと南アフリカ原産の植物が多く導入されています。目新しさで人気がありますが、長持ちさせることができないことも多いようです。育て方のポイントを紹介します。
種類によって性質が違うのですが、概して次のことに気をつけるようにしましょう
花が終わったら、枝を切り戻します。切り戻す量は、種類によって違いますが1/3〜1/2ほどです。植え替えもこの時期。2年に1回は、根回りの土を多少落として、一回り大きな鉢に植え直します。ボロニアは根詰まりしやすいので、毎年植え替えます。
もともと乾燥地原産の植物で日本の夏の高温多湿は苦手です。夏はなるべく涼しいところで雨を避けて管理します。本来、日当たりを好むものが多いのですが、夏だけ、明るい半日陰のところに置くようにしてもよいでしょう。
全般的にかさついた感じの種類が多く、多湿を好みません。水はけのよい用土で、水やりを控えめにするのが無難です。肥料はチッ素分の少ない固形肥料を春と秋に少量与えればよいでしょう。プロテアなどは生育に問題がないようならば、無肥料でよいものです。
冬から早春にかけて出回る鉢物は促成で咲かせたものです。こうした花つきの鉢物は6〜7℃が保てる室内の日当たりのよい窓辺で管理するのが安全です。持ち込んだものは、凍らさない程度に保護すればよいようです。低温期の多湿は禁物です。
寄せ植えに使う場合は、乾かし気味に育てるものだけで組みましょう。普通の植物と一緒にすると、根腐れをおこしがちです。また、庭植えや花壇には概してあまり適しません。
パンジー・ビオラやキンギョソウ、ロベリアなどが花壇やコンテナで咲き誇り、スイセン、チューリップ、ムスカリなどの球根類も盛りの時期です。 よい状態を長続きさせるために、花殻をこまめに摘み、いたんだ葉の整理をし、混みすぎているところは枝ごと切り詰めておきましょう。また、肥料も切れるころですから、マグアンプKなどの固形肥料を株元に一つまみほど与えます。液肥ならば2週間に1回くらいです。
家庭菜園の醍醐味のひとつがトマトやキュウリなどの夏の果菜ですね。植え付けはゴールデンウィーク頃(関東南部標準)ですから、そろそろ畑の準備をしておきましょう。
まず予定している畑の1uあたり、堆肥を1〜3kgまいてよく耕し1〜2週間ほどおきます。次に土壌の酸度を和らげるため苦土石灰を1uあたり100gほどまいて、よく耕します。
遅霜の心配がなくなったら、春野菜の種まきや植え付けをしましょう。ネギ(4月上旬まで)、コマツナ(通年)、ホウレンソウ(5月中旬まで)、リーフレタス(4月下旬まで)、コカブ(5月上旬まで)、エダマメ(4月下旬から)、イ−トコーン(4月下旬から)、インゲン(4月下旬から)が適期で、ポットまき(室内保温)ならば早めにまくことができます。
苗が少数でよい場合や、種まき時期を逃してしまった場合は、ガーデンセンターなどで販売されているポット苗を利用しましょう。チンゲンサイなどで1ポットに数株入っている場合は、ポットの底から根が出ていないものを選んで、早めに分けて移植します。ハーブ苗も同様に植えつけられますが、バジルやレモングラスなど高温性の種類のものは、庭への定植は4月下旬以降まで待ちましょう。
芽吹いたばかりの新芽や新葉は病虫害の被害を受けやすいもの。特にウメ、サクラ、バラ、モミジ・カエデ類、ツバキ・サザンカ、シャクナゲなどの新芽はアブラムシがつきやすいので注意しましょう。 また、冬〜春に早く咲いた花木類の花後の剪定を済ませていない場合は、早めに行ないます。
アブラムシ類は農薬には弱いのでだいたいの殺虫剤で退治できますが、1度退治しても、すぐに風に乗って新しい虫がやってきます。効率的なのは長期間薬効が持続する(1度散布すれば3週間〜2か月くらいもつ)浸透移行性の殺虫剤(オルトランやベストガードなど)です。 なお、ウメやモミジ・カエデ類は薬に弱く、薬害を起こしやすいので、葉の色が濃くなり、新芽のときよりは少し硬くなるまで待ってから散布するようにしましょう。鉢植えや小さな木の場合は、指先でつぶすのが安全です。
バラは病害虫の多い植物です。芽出しから週に1回、殺虫剤(スミチオンなど)と殺菌剤(ダコニールなど)を混合散布しましょう。
ツバキは花が終わった木から剪定をします。花が咲いた枝は、来年はよい花をつけませんから、枝の基の方に2芽くらい残して枝を切り詰め、花が咲かなかった枝は来年花が咲きますので、大切に残します。ただ、残す枝のバランスを見て、混みすぎるようなら、こうした枝も2、3芽残して切り詰めます。サザンカも同様に行ないます。
一部イベントは、震災の影響のために、開催スケジュールが変更になる可能性がございます。お出かけになる前に、主宰団体にお問い合わせください。
県名 | イベント名 | 期間・場所・連絡先 | |
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東京 | 花と緑のまちづくりフェア | 期間:4月24日 場所:八王子市・西放射線ユーロードと周辺地区 TEL:042-623-6311 |
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栃木 | ヒスイカズラと早春の花まつり | 期間:3月19日〜4月10日 場所:下都賀群・とちぎ花センター TEL:0285-55-5775 URL:http://www.florence.jp/ |
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千葉 | 京成バラ園 花フェア | 期間:4月29日〜5月8日 場所:八千代市・同バラ園 TEL:047-459-0106 | |
埼玉 | ふかや花フェスタ& オープンガーデンフェスタ |
期間:4月29日〜30日 場所:深谷市・深谷城址公園 TEL:048-551-5551 |
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新潟 | 桜と山野草祭 | 期間:4月8日〜17日 場所:新潟市・新津フラワーランド TEL:0250-24-8787 |
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富山 | 2011となみチューリップフェア | 期間:4月22日〜5月5日 場所:砺波市・砺波チューリップ公園他 TEL:0763-33-7716 URL:http://www.tulipfair.or.jp/ |
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静岡 | チューリップフェアさくら祭 | 期間:3月12日〜4月17日 場所:浜松市・はままつフラワーパーク TEL:053-487-0511 |
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愛知 | 豊橋洋蘭展 | 期間:4月4日〜10日 場所:田原市・サンテパルクたはら URL:http://sky.geocities.jp/toyohasirannyuukai/ |
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東山公園春まつり | 期間:3月3日〜8日 場所:名古屋市・東山動植物園 TEL:052-243-0511 |
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エビネ展 | 期間:4月22日〜25日 場所:名古屋市・ランの館 TEL:052-243-0511 |
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岐阜 | 春祭り | 期間:4月16日〜5月13日 場所:可児市・花フェスタ記念公園 TEL:0574-63-7373 |
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奈良 | 大仏殿の花まつり | 期間:4月7日〜12日 場所:奈良市・大仏殿 |
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京都 | 花と緑の市民フェア | 期間:4月16日〜17日 場所:京都市・みやこめっせ TEL:075-222-3352 |
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大阪 | 大阪造幣局 桜の通り抜け | 期間:4月14日〜20日 場所:大阪市・同造幣局 TEL:06-6351-5105 URL:http://www.mint.go.jp |
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多肉植物とリビング園芸展 | 期間:4月7日〜10日 場所:大阪市・花と緑と自然の情報センター TEL:06-6694-8788 |
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兵庫 | チューリップまつり2011 | 期間:3月1日〜5月5日 場所:加西市・兵庫県立フラワーセンター TEL:0790-47-1182 URL:http://www.flower-center.pref.hyogo.jp/ |
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宝塚植木まつり | 期間:4月7日〜10日 場所:宝塚市・山本新池公園等 TEL:0797-82-3570 |
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宝塚オープンガーデン フェスタ2011 |
期間:4月22日〜27日 場所:宝塚市・市内全域の100庭園 TEL:0797-89-5933 |
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広島 | 世羅高原チューリップ祭2011 | 期間:4月15日〜5月8日 場所:世羅町・世羅高原農場 TEL:0847-24-0014 URL:http://www.sera.ne.jp/ |
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香川 | 鬼無グリーンフェア21 | 期間:4月29日〜5月1日 場所:高松市・香川県鬼無植木盆栽センター TEL:087-881-2847 |
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福岡 | 久留米つつじまつり | 期間:4月5日〜5月5日 場所:久留米市・久留米百年公園 TEL:0942-47-1875 |
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宮崎 | 春のフラワーガーデンショー | 期間:3月19〜5月8日 場所:宮崎市・国際海浜エントランスプラザ TEL:0985-32-0836 URL:http://mppf.or.jp |
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みやざき フラワーフェスタ2011 |
期間:3月19〜5月8日 場所:宮崎市・こどものくに他 TEL:0985-25-4676 |
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鹿児島 | 花かごしま2011 | 期間:3月18日〜5月22日 場所:鹿児島市・吉野公園他 TEL:099-286-2852 |
今年も埼玉県所沢市の西武ドームで、世界のバラが咲き乱れる「国際バラとガーデニングショウ」が開催されます。会期は5月11日(水)〜16日(月)、バラの庭やフラワーアレンジメントを見て、バラの育て方のレクチャーを受け、質の良いバラを購入してと、1日中楽しめます。
つきましては、このイベントの「ペア入場券」を、特別に5名様にプレゼント! ご希望の方は、氏名と所在県名、E-mailアドレスを明記の上、メールマガジンの感想を添えてinfo@gardening.or.jpまで、メールをお寄せください。
締め切りは4月11日(月)です。ぜひご応募ください。
※応募多数の場合は抽選とさせていただきます。また、当選された方にのみ、4月15日(金)までにE-mailでご連絡を差し上げます。
第13回国際バラとガーデニングショウ、ホームページ
http://www.bara21.jp/13kai/index.html