[4月の庭園仕事]
今年はウメの開花が大変遅かったですが、サクラは早く咲き、もう散ってしまいましたね。暖かい日も多いので、早速お庭仕事に精を出される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。いよいよシーズンです。
【特集1】買い物情報
- ペトレア・ウォルビリス‘アルビフロラ’(Petrea volubulus‘Albuflora’)
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メキシコ、中央アメリカに原産する、クマツヅラ科の常緑つる性植物です。幼苗は草花のようですが、成長すると木質化し、フジのように木になります。花は春から秋に数回、枝先に房状に咲かせます。
霜に弱いので冬は室内に取り込む必要がありますので、鉢で管理します。肥沃で排水の良い土に植え、水は表土が乾いたらたっぷり与えます。乾燥を好まないので春から秋の水やりは水を切らさないよう気をつけます。5〜10月の生育期に、2ヶ月に1回程度、緩効性肥料を与えます。
▲ペトレア
可憐な花が房状につきます。 |
▲ペトレア花
花弁に見えるのはがくで、
中央の丸い部分が蕾です。 |
- ナガホソウ(Stachytarpheta‘Red Compacta’)
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アメリカ原産のクマツヅラ科の常緑多年草です。細長い穂が伸び、花が咲きながら伸びていきます。花がつく前のひょろひょろした穂の様子から、「ねずみのしっぽ」と呼ばれることもあるようです。
寄せ植えや鉢植えで管理し、春〜秋は日当たりの戸外で、冬は室内に取り込みます。水は表土が乾いたらたっぷり与え、冬は乾かしぎみに管理します。
▲ナガホソウ
ひょろりと伸びた緑の部分が「ねずみのしっぽ」?
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▲ナガホソウ花
数個の花が順番に上に向かって開いていきます。
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- クレマチス・ペトリエ(Clematis petriei)
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ニュージーランド原産のキンポウゲ科の常緑性つる性植物です。冬、直接霜にあたらない程度の寒さ(0℃付近)にあい、春に3cmほどのライムグリーンの花が植物体全体に下垂しながら咲きほこります。鉢植えやハンギングにピッタリです。耐寒性はありますが、夏は苦手で生育が止まります。花が咲いた後に切り戻し、わき芽をたくさん出させてボリュームのある鉢に仕立てます。水は表土が乾いたらたっぷり与えますが、夏の雨による過湿は苦手なので乾かしぎみに育て、風通しのよい所で管理します。
▲クレマチス・ペトリエ
株一杯に咲きほこる花。 |
▲クレマチス・ペトリエ 拡大
ライムグリーンの色が爽やかです。 |
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【特集2】国際バラとガーデニングショウ チケットプレゼント
世界のバラと美しいガーデニングを紹介する「第15回国際バラとガーデニングショウ」が、2013年5月11日(土)〜16日(木)の期間中6日間埼玉県所沢市の西武ドームで開催されます。
会場に飾られるバラの花は約100万輪。美しい花と香りで満ち溢れた6日間です。このたびショウ組織委員会からチケットプレゼントのお知らせが届きましたので紹介します。
- ■ 賞品:第15回国際バラとガーデニングショウ招待券
- ■ プレゼント数:5組10名様
- ■ 応募方法:メールで、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、を明記の上、下記までご応募ください。
- ■ 応募先:info@gardening.or.jp
件名に「バラとガーデニングショウ招待券応募」とご記入ください。
- ■ 締め切り:2013年4月25日(木)
- ■ 発表:招待券の発送をもってかえさせていただきます。
【特集3】季節の手入れポイント
<春花壇・コンテナの手入れ>
パンジー・ビオラやキンギョソウ、ロベリアなどが花壇やコンテナで咲き誇り、スイセン、チューリップ、ムスカリなどの球根類も盛りの時期です。
よい状態を長続きさせるために、花殻をこまめに摘み、いたんだ葉の整理をし、混みすぎているところは枝ごと切り詰めておきましょう。また、肥料も切れるころですから、マグアンプKなどの固形肥料を株元に一つまみほど与えます。液肥ならば2週間に1回くらいです。
<家庭菜園を始めよう>
- ○夏野菜の畑の準備
- 家庭菜園の醍醐味のひとつがトマトやキュウリなどの夏の果菜ですね。植え付けはゴールデンウィーク頃(関東南部標準)ですから、そろそろ畑の準備をしておきましょう。
まず予定している畑の1uあたり、堆肥を1〜3kgまいてよく耕し1〜2週間ほどおきます。次に土壌の酸度を和らげるため苦土石灰を1uあたり100gほどまいて、よく耕します。
- ○春野菜の種まきと苗の植え付け
- 遅霜の心配がなくなったら、春野菜の種まきや植え付けをしましょう。ネギ(4月上旬まで)、コマツナ(通年)、ホウレンソウ(5月中旬まで)、リーフレタス(4月下旬まで)、コカブ(5月上旬まで)、エダマメ(4月下旬から)、スイ−トコーン(4月下旬から)、インゲン(4月下旬から)が適期で、ポットまき(室内保温)ならば早めにまくことができます。
苗が少数でよい場合や、種まき時期を逃してしまった場合は、ガーデンセンターなどで販売されているポット苗を利用しましょう。チンゲンサイなどで1ポットに数株入っている場合は、ポットの底から根が出ていないものを選んで、早めに分けて移植します。ハーブ苗も同様に植えつけられますが、バジルやレモングラスなど高温性の種類のものは、庭への定植は4月下旬以降まで待ちましょう。
<花木・庭木>
芽吹いたばかりの新芽や新葉は病虫害の被害を受けやすいもの。特にウメ、サクラ、バラ、モミジ・カエデ類、ツバキ・サザンカ、シャクナゲなどの新芽はアブラムシがつきやすいので注意しましょう。
また、冬〜春に早く咲いた花木類の花後の剪定を済ませていない場合は、早めに行ないます。
ツバキは花が終わった木から剪定をします。花が咲いた枝は、来年はよい花をつけませんから、枝の基の方に2芽くらい残して枝を切り詰め、花が咲かなかった枝は来年花が咲きますので、大切に残します。ただ、残す枝のバランスを見て、混みすぎるようなら、こうした枝も2、3芽残して切り詰めます。サザンカも同様に行ないます。
<アブラムシ対策>
アブラムシ類は農薬には弱いのでだいたいの殺虫剤で退治できますが、1度退治しても、すぐに風に乗って新しい虫がやってきます。効率的なのは長期間薬効が持続する(1度散布すれば3週間〜2か月くらいもつ)浸透移行性の殺虫剤(オルトランやベストガードなど)です。
なお、ウメやモミジ・カエデ類は薬に弱く、薬害を起こしやすいので、葉の色が濃くなり、新芽のときよりは少し硬くなるまで待ってから散布するようにしましょう。鉢植えや小さな木の場合は、指先でつぶすのが安全です。
<バラには混合散布>
バラは病害虫の多い植物です。芽出しから週に1回、殺虫剤(スミチオンなど)と殺菌剤(ダコニールなど)を混合散布しましょう。
【特集4】ハイドランジアの鉢物の管理
4月中頃、ハイドランジア(西洋アジサイ)が店頭に並び始めます。うまく育てると長く花を楽しめる人気の花です。促成で育てられ、大きな花房をつける割に小さめの鉢で仕立てられていることが多いので水切れしやすいので注意します。また枝先が重くてバランスが悪く、風が吹いたりするとすぐに鉢が倒れます。鉢からすぽっと抜けるなら、一回り大きな鉢にそのまま移してやり、抜けない場合は鉢ごと大きめの鉢に入れておくと安定します。
<ハイドランジアの鉢物の管理ポイント>
- 置き場所は強い風の当たらない、午前中日の当たるところか半日陰のところ
- 水やりは土の乾きを見ながら、乾いたら朝たっぷりと
- 花のある間は、肥料は不要
- 花後に、枝の半数は根元まで、残りの半数は枝の2/3ほどを切り戻し、一回り大きな鉢に植え替える
【特集5】オーストラリア・南アフリカ原産植物の管理方法
オーストラリアと南アフリカ原産の植物が多く導入されています。目新しさで人気がありますが、長持ちさせることができないことも多いようです。育て方のポイントを紹介します。
<栽培のポイント>
種類によって性質が違うのですが、概して次のことに気をつけるようにしましょう。
- 花後に切り戻しと植え替えを
- 花が終わったら、枝を切り戻します。切り戻す量は、種類によって違いますが1/3〜1/2ほどです。植え替えもこの時期。2年に1回は、根回りの土を多少落として、一回り大きな鉢に植え直します。ボロニアは根詰まりしやすいので、毎年植え替えます。
- 夏の高温多湿を避ける
- もともと乾燥地原産の植物で日本の夏の高温多湿は苦手です。夏はなるべく涼しいところで雨を避けて管理します。本来、日当たりを好むものが多いのですが、夏だけ、明るい半日陰のところに置くようにしてもよいでしょう。
- 水やりは控えめに、肥料は少なめ
- 全般的にかさついた感じの種類が多く、多湿を好みません。水はけのよい用土で、水やりを控えめにするのが無難です。肥料はチッ素分の少ない固形肥料を春と秋に少量与えればよいでしょう。プロテアなどは生育に問題がないようならば、無肥料でよいものです。
- 低温の日は室内か寒風の当たらない軒下の陽だまり
- 冬から早春にかけて出回る鉢物は促成で咲かせたものです。こうした花つきの鉢物は6〜7℃が保てる室内の日当たりのよい窓辺で管理するのが安全です。持ち込んだものは、凍らさない程度に保護すればよいようです。低温期の多湿は禁物です。
- 寄せ植えにするときの注意
- 寄せ植えに使う場合は、乾かし気味に育てるものだけで組みましょう。普通の植物と一緒にすると、根腐れをおこしがちです。また、庭植えや花壇には概してあまり適しません。
【特集6】イベント情報
県名 |
イベント名 |
期間・場所・連絡先 |
東京 |
花と緑のフェスタ2013「八丈島フリージアまつり」 |
期間:3月20日〜4月7日
場所:八丈町・八形山フリージアまつり特設会場
TEL:04996-2-1121 |
いけばな×百段階段 |
期間:3月19日〜5月19日
場所:目黒区・目黒雅叙園
TEL:03-3491-4111 |
靖国神社献挿花展 |
期間:4月6日〜12日
場所:千代田区・靖国神社拝殿前
TEL:042-471-4022 |
フラワードリーム |
期間:4月13日〜14日
場所:江東区・東京ビッグサイト
TEL:03-5496-0369 |
北海道 |
パンジー・ビオラcollection2013 |
期間:4月27日〜6月30日
場所:札幌市・国営滝野すずらん丘陵公園
TEL:011-592-3333
URL:http://www.takinopark.com/
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栃木 |
美しい洋ランの世界展 |
期間:2月26日〜5月6日
場所:下都賀郡・とちぎ花センター
TEL:0285-55-5775
URL:http://www.florence.jp/
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ヒスイカズラと早春の花まつり |
期間:3月16日〜4月14日
場所:下都賀郡・とちぎ花センター
TEL:0285-55-5775
URL:http://www.florence.jp/
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静岡 |
チューリップフェア |
期間:3月23日〜4月10日
場所:浜松市・はままつフラワーパーク
TEL:053-487-0511
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桜まつり |
期間:3月23日〜4月21日
場所:浜松市・はままつフラワーパーク
TEL:053-487-0511
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愛知 |
豊橋洋蘭展 |
期間:4月8日〜14日
場所:田原市・サンテパルクたはら
URL:http://sky.geocities.jp/toyohasirannyuukai/
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とよたガーデニングフェスタ |
期間:4月27日〜29日
場所:豊田市・豊田スタジアム
TEL:0565-31-2180
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京都 |
花と緑の市民フェア |
期間:4月20日〜21日
場所:京都市・みやこめっせ
TEL:075-222-3352
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兵庫 |
播州山崎花菖蒲園開園 |
期間:4月1日
場所:宍粟市・播州山崎花菖蒲園
TEL:0790-62-7727 |
宝塚植木まつり |
期間:4月11日〜14日
場所:宝塚市・山本新池公園等
TEL:0797-77-2036 |
宝塚オープンガーデンフェスタ |
期間:4月20日〜24日
場所:宝塚市・市内全域の100庭園
TEL:0797-89-5933
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香川 |
鬼無グリーンフェア21 |
期間:4月19日〜21日
場所:高松市・香川県鬼無植木盆栽センター
TEL:087-881-2847
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長崎 |
ハウステンボス チューリップ祭 |
期間:3月2日〜4月7日
場所:佐世保市・ハウステンボス
TEL:0956-58-0080 |
ハウステンボス
ガーデニングジャパンカップ |
期間:4月6日〜5月6日
場所:佐世保市・ハウステンボス
TEL:0956-58-0080
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