いよいよ冬らしく寒くなってきました。広葉樹の落ち葉はかき集めて堆肥や腐葉土にしても良いですね。バラやマツなどは手入れに忙しい季節です。早めに済ませて、すっきりとした気分でお正月を迎えましょう。
南アフリカ原産のシソ科の多年草です。カンガルーポーを思い出すような、毛の生えた放射線状に飛び出したオレンジの花が特長的です。丈夫で育てやすいのですが、冬は0℃以上確保し、霜にあたらないように日の当たる屋内に取り込んで管理します。春〜夏に切り戻すと枝が増えるので花数が多くなります。
オーストラリア原産の、ハマジンチョウ科の常緑低木です。這うように広がっていき、シルバーリーフの先端に黄色の唇形が飛び出す珍しい株です。寄せ植えや花壇で楽しみます。
水はけと日当りのよい場所を好みます。水は土が乾いたらたっぷり与えます。耐寒性は-7℃程度とやや低めですが、冬は念のため日当たりの良い屋内に取り込んでおくと安心です。
世界中に分布しているカタバミ科で、秋〜冬咲き、春咲き、夏咲き、一年草、多年草、非常に豊富な園芸種があります。葉の形も三角のものや丸いもの、細長いものなど、一年中いろいろな色、形が売られています。日当たりがよい場所で、水はけの良い土で育てます。水のやりすぎに注意しながら乾かし気味に育てます。
冬の室内を暖かく飾ってくれる鉢物類が盛りになっています。鉢物を購入するときは、なるべく商品の回転の早いお店で、入荷したてのものを選びましょう。お店に長く置いてあったものや、店外の吹きさらしの場所に置いてあったものなどは、傷んでいることがありますので注意しましょう。一度傷むと、回復させるのはなかなか困難です。早めに入手した鉢物はそろそろ液肥を施す時期です。また、咲き終わった花がらは、まめに摘み、株の負担を少なくしてあげましょう。
●シクラメン 入手して花が咲き進んできたら、葉組みをしましょう。花茎を真中に集め、替わりに大きな葉を外側に持ってきます。そうすると光が中にまで入るようになり、花が途切れなく咲き続けてくれます。枯れた花や黄色くなった葉は、強引に引っ張って抜かず、しおれて抜けるようになってから指で軽くねじって摘み取りましょう。夜間温度6、7℃くらいのところがベストです。
●クリスマスベゴニア 、春まで長く咲き続けてくれる種類です。花がらをこまめに摘み、液肥を2週間に1回ほど与えます。エラチオールベゴニア(リーガースベゴニア)も同様です。ベゴニア類は、高めの温度(夜間温度12、3℃)を好みますので、やや暖かい部屋に置きましょう。
●クリスマスカクタス 空気が乾燥すると蕾が落ちやすいですから、霧吹きをこまめにするか、夜だけポリ袋を頭からかぶせて鉢元を軽く縛っておくとよいでしょう。1季咲きですから肥料は必要ありません。
●ポインセチア 過湿にすると根が傷み、下葉から枯れてきますので、水やりは鉢土が白く乾いてきて葉が少ししおれかけてきてから与えるようにします。また、水を与えた日の夜は14、5℃が保てる部屋に移すようにします。肥料は必要ありません。
●クリスマスローズ この時期に咲くヘレボルス・ニゲル(本来のクリスマスローズ)と、本来は春咲きのヘレボルス・オリエンタリス(レンテンローズ)とその交配種が出回り始めています。耐寒性が強いので、露地で栽培できます。なお市販株は根の大きさのわりに、ポットが小さいことが多いですから、入手したら一回り大きな鉢に植え替えましょう。
●プリムラ類 オブコニカはシクラメンと同じ葉組みをしましょう。ポリアンサは、葉の裏から花が上がることがありますから、花を真中に集めるようにし、終わった花は先の細いハサミで柄の下のほうから切り取ります。また、オブコニカやマラコイデスで花茎が多く上がってきたら、先に咲いた茎から切り取って切花にして楽しむようにすると、次から次に花が咲きつづけてくれます。
●シンビジウム 花は咲き進むまではよく日に当てるようにします。蕾が全部開いたら場所を移してもよいでしょう。この段階で切花にすると、株の回復が早くなります。また、しおれた花は1つずつこまめに摘み取りましょう。
落葉の果樹や花木・庭木の植えつけは、葉が落ち休眠に入った今の時期が好期です(12月いっぱいまで)。寒さが早く来る地方は、春に入る直前くらいが好機になります。
<植えられる種類>
ウメモドキ、オオデマリ、ガマズミ類、モクレン・コブシ類、カエデ、ボケ、カイドウ、サクラ類、果樹ではウメ、モモ、リンゴ、ナシ、クリ、カキ、ブドウなどが植え時です。
<よい庭木の条件>
・木の形のよいもの
・枝が四方に伸びているもの
・幹肌が生き生きしているもの
・根鉢がある程度大きく、細根が多数ついているもの
・太い根を切った痕がないもの
<植木の植え方>
(1)根鉢よりも大きめの植え穴を掘る(深さは根鉢の高さよりも深く)
(2)底に堆肥を入れ(苗木の場合は化成肥料も少量を入れる)少し土を戻す
(3)根元が地面の高さよりも多少高くなる程度で植木をすえる
(4)土を8分目くらい入れて、水をたっぷりと注ぐ
(5)根鉢を棒で突き、土を根の周りに行き渡らせる
(6)土を元の高さまで戻す
(7)植え穴の周囲に丸く土手状に土を盛って(水鉢)、その中にもう一度水を十分に注ぐ
この方法は水極めといい、マツ類やナンテンなどは水を使わない植え方をします(土極め)。
なお、1本立ての果樹苗は、幹を切り詰めて植えつけます。
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