みなさん、寒さに耐え忍んだ末、いよいよ春がやってきます。東京では、春を真っ先に感じさせてくれるウメも咲いています。冬の寒さは土を掘り起こして冷たい空気に当てて土中の病害虫を減らす「寒ざらし」ができる利点がありましたが、ガーデナーには辛い温度でした。花粉症もひどくなりますが華やかになる季節を満喫しましょう。
マダガスカル島〜南アフリカ原産のベンケイソウ科の多肉植物。原色でカラフルな色合いのものから、ベル咲きでシックな色合いのもの、全体的に白く粉の吹いたような白銀の美しい葉色を楽しむものもあり、一鉢で楽しむこともさながら寄せ植えにも映えます。室内の観葉植物で作る寄せ植えの彩りに最適です。12〜1月から園芸店で見かけますがこれは温室で育てたものなので、冬の寒い時期は室内の日当たりのよいところに置きます。自然の開花期は3〜5月です。多肉植物なので乾燥に強いですが過湿に弱く、水やりは鉢土が乾いてから施します(冬はさらに数日おいてから)。6月頃全体の半分くらいに切り戻し、一回り大きな鉢に植え替えます。
従来にはなかったライムグリーン色の新品種です。耐寒性に優れており、冬の屋外や半日陰でも十分育ち、冬の庭やコンテナを明るく彩ります。夏の高温に弱いので、屋外の風通しの良い場所で育てます。水を好みますので、用土は極端に乾かさないようにしましょう。
北半球広く原産のキンポウゲ科の宿根草。多年生ですが3〜4年で老化するので増やす場合は株分けか種をまきます。鉢植えの場合9〜10月に伸びすぎた細い根を切り、太い根は傷つけないようにして植え替えます。寒さに強いですが夏の暑さに弱いので、西日の当たらない所で水はけのよい土で育てます。
北アフリカ山地原産のキク科耐寒性宿根草。花後に株分けし、茎数を1/3ほど間引いて、ひとまわり大きな鉢に植え替えると良いでしょう。日当たりを好みますが、過失に弱いので水やりも控えめし、長雨のときは軒下に取り込んで避難させます。4〜5月、挿し芽で増やせます。
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