ウメが咲き始め、厳しかった寒さも、少しだけ和らいできました。これからガーデニング作業が忙しくなります。まだ寒の戻りなど寒い日もありますのでしっかりと防寒し、体調を整えてのぞみましょう。花粉症の方は、対策をしっかりしてから外にでましょう。
ヨーロッパ、アジア、北アメリカなど北半球の温帯に150種以上が分布するゴマノハグサ科の草花です。今回ご紹介するのは一年草のタイプです。キンギョソウを小さくしたような花の形で、別名ヒメキン ギョソウ(姫金魚草)という名前でも売られています。
春から夏まで次々と花を咲かせ、初春の花壇を華やかに彩ります。
日当りと水はけの良い花壇に植えます。伸びすぎたら茎を切り戻すと、わき芽が出て伸び、再び花をつけます。
オーストラリア、タスマニア、ニュージーランドに分布しているキク科のブラキスコメを改良した多年草の園芸品種です。ヒメコギクと称されて売られているように、かわいらしいキクの花を次々と咲かせます。
日当りと水はけのよい場所で管理します。咲き終わった花からすぐ花茎ごと切り取ると、次の花がどんどんあがってきます。成長して全体が乱れてきたら、株元から10〜15cmくらいのところで切り戻し、緩効性肥料を与えておきます。
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地中海沿岸に分布する、マメ科の多年草で、これは斑入りの園芸種です。短い毛が生え、寒い時期に葉の先端が黄色くなります。花は6月頃に咲きますが、この葉先の黄色が見事で、寒い時期に花壇や寄せ植えに明るい色を添えてくれます。
日当りと水はけのよい所を好みます。多湿を嫌い、水やりは表面の土が乾いてから与えます。
園芸店でも、外で育てられる鉢物が多くなってきましたね。ただ、もともと温室で栽培されたものですから、いきなり外に置くのは避けましょう。特に春先は風の強い日が多いので注意が必要です。晴れた暖かい日は風の当らない日なたに置き、夜間や風の強い日は、暖房の風が直接当らない室内で保護するのがベストです。これまで、室内で育ててきた鉢も、同様に少しずつ外の空気に慣らしてゆきましょう。
○シネラリア(キク科)
本来は宿根草ですが、カナリア諸島原産ですので寒さ暑さに弱く、日本では1年草として扱われていす。葉が大きいので水切れに弱く、特に風が強いとすぐに水切れして葉がしおれます。風の強い日と寒い夜は室内に取り入れましょう。花が終わったら、早めに花茎を根元から葉っぱ3枚ぐらい残して切り戻すと、2番花を伸ばしてくれます。切り戻しと同時に液肥を追肥します(2週間に1回くらい)。
○マーガレット(キク科)
これも、カナリア諸島原産ですがシネラリアよりは丈夫です。白色のほか、桃色、黄色の品種も普及してきました。寒さには強いほうなので、直接霜に当てないようにすればよいものです。小さいポットに植えられているものは、根詰まりしている場合が多いので、入手したら根鉢を崩さずにひと回り大きな容器に植えなおすとよいでしょう。開花期間中、2週間に1回液肥を追肥します。
○そのほかの鉢物の管理
エレモフィラ、ボロニア(ミカン科)、ハーデンベルギア(マメ科)、レシュノルティア(初恋草、クサトベラ科)、ペーパーカスケード(キク科)、エリカ(ツツジ科)などオーストラリア、南アフリカ原産の鉢物は、水のやりすぎに注意。鉢の土が乾きだしてきてから、水やりするようにします。
クンシラン(ヒガンバナ科)はそろそろ、花芽が上がってくる頃、クジャクサボテン(サボテン科)も花芽が作られる頃ですので、日によく当てるようにしましょう。ともに肥料は不要です。
3月になると、まだ風は冷たくても日の光が強くなるのがわかりますね。パンジーやビオラ、キンギョソウなどの草花は蕾の上がる数も多くなります。花がら摘みをまめに行いましょう。大きくなりすぎた株では、茎の間引きや伸びすぎた枝の切り戻しをしましょう。肥料が切れると株の勢いが止まってしまいますので、急ぎのときは液肥を、余裕があるときは緩効性固形肥料(マグアンプKなど)を追肥しましょう。新しく咲く花が小さくなったり、次の蕾が上がるまで間があくようになったりするのは注意信号です。
○種子まき
種子まきの目安は低温で発芽するコスモスやアスター、ナスターチウムなどはソメイヨシノが散る頃、もう少し温度が必要なアゲラタムやジニア、ペチュニア類はヤエザクラが咲き始める頃、高温性のサルビアやマリーゴールド、ケイトウ類はヤエザクラが散る頃、アサガオやヒョウタンはさらに10日くらい遅くなります。また、ポット苗は遅霜の恐れがなくなったら植えつけられます。
○球根の植え付け
春植え球根のダリアやグラジオラス、ゼフィランサスなども同様で、アマリリスは少し遅く、ソメイヨシノが咲き出す頃、熱帯性のカンナやジンジャーはヤエザクラが咲き出す頃を目安にしましょう。
秋に球根を植えつけられなかった場合は、花の長持ちするスイセンやヒアシンスなどの咲き出した鉢植えを入手して、寄せ植えなどに植え込んでも良いでしょう。この場合は、根鉢を崩さないようにそっと抜き取って植えつけます。
3月になると、まだ風は冷たくても日の光が強くなるのがわかりますね。パンジーやビオラ、キンギョソウなどの草花は蕾の上がる数も多くなります。花がら摘みをまめに行いましょう。大きくなりすぎた株では、茎の間引きや伸びすぎた枝の切り戻しをしましょう。肥料が切れると株の勢いが止まってしまいますので、急ぎのときは液肥を、余裕があるときは緩効性固形肥料(マグアンプKなど)を追肥しましょう。新しく咲く花が小さくなったり、次の蕾が上がるまで間があくようになったりするのは注意信号です。
○種子まき
種子まきの目安は低温で発芽するコスモスやアスター、ナスターチウムなどはソメイヨシノが散る頃、もう少し温度が必要なアゲラタムやジニア、ペチュニア類はヤエザクラが咲き始める頃、高温性のサルビアやマリーゴールド、ケイトウ類はヤエザクラが散る頃、アサガオやヒョウタンはさらに10日くらい遅くなります。また、ポット苗は遅霜の恐れがなくなったら植えつけられます。
○球根の植え付け
春植え球根のダリアやグラジオラス、ゼフィランサスなども同様で、アマリリスは少し遅く、ソメイヨシノが咲き出す頃、熱帯性のカンナやジンジャーはヤエザクラが咲き出す頃を目安にしましょう。
秋に球根を植えつけられなかった場合は、花の長持ちするスイセンやヒアシンスなどの咲き出した鉢植えを入手して、寄せ植えなどに植え込んでも良いでしょう。この場合は、根鉢を崩さないようにそっと抜き取って植えつけます。
落葉樹の剪定を済ませていない方は3月初旬に済ませましょう。木々の萌芽が始まると、アブラムシなど害虫類が発生しだします。早めに見つけてスミチオン、オルトランなどの殺虫剤を散布します。
○ウメ・マンサク・ロウバイ・サンシュユの花後の手入れ
ウメは花の咲いた枝を2、3芽残して切り、長い枝は切り詰めます。マンサクは自然樹形で育て、根元から出た徒長枝は3月中に間引きます。2、3年に1回、芽吹き前に強い剪定をしてよい枝を出させます。ロウバイは太い勢いのある枝を大切にします。枝先を軽く切り詰め、込みすぎたところの枝や細枝を間引くようにします。サンシュユも同様で、強い芽が出るように間引きと切り詰めをします。
○樹木の購入
3月は落葉樹、常緑広葉樹の植え付けの時期で、針葉樹の植え付けも始められます。お彼岸を中心に春の植木市が開かれるので、なるべく早く行って、よい木を選びましょう。よい木の条件は枝が四方に張っていて、幹などに傷がないこと、根鉢がしっかりしていて、細根が多いことです。根の状態がわからない場合は、幹や葉の勢いのよいものを選べば、失敗が少なくなります。
そろそろ家庭菜園も本格的に稼動を始めます。まずは野菜の種子まき。ホウレンソウ、カブ、コマツナは露地で、ネギ、パセリはトンネルでまきます。パセリは本葉1、2枚で移植します。
種子まきは苦手という方は、苗から始めましょう。双葉が黄化せずしっかりついているものを選び、遅霜の恐れがなくなってから定植します。
ハーブでは、ミント類、レモンバーム、タイム類、ロケット、チャービルの種子がまけます。平鉢にまき、風の当らない日溜りで管理します。遅霜の心配があるときは室内や軒下に取りこみます。
また、春苗を植えて短期間で収穫が楽しめる種類を紹介します。ただしこの場合入手は無農薬であることを確認しましょう。はっきりしない場合は、入手してから3週間ほどおいてから利用したほうが安全です。
○ワイルドストロベリー 日当たりからやや半日陰になる腐植質に富んだところが適地。すぐに子苗を出すので、株間をあけましょう。なお、花が黄色いものは別属(ヘビイチゴ属)ですから注意します。果実は生食、葉はティーに。
○ミント類(ペパーミント、スペアミントなど) 半日陰のところで、水を切らさないように。生育が早いので、苗からすぐに大きくなり、挿し芽でよくふやせます。葉や剪定でつんだ芽をティーに。
○ナスタチウム 蕾付きの株が売られています。日当たりのよいところで雨を当てないように。チッ素肥料は避け、水はやや控えめに。花や葉をサラダなどに。
○セージ(コモンセージ) 日当たりのよい肥沃なところで、やや水を控えめに。摘み取った葉を料理やティーに。
○ローズマリー 花つき株が売られています。日当たりのよいところで、水はやや控えめに。花や葉を料理の香り付けに使いますが、少量で十分に香るので苗の間は葉を摘み過ぎない様に。
○サラダバーネット 日当たりのよい肥沃なところで庭植えに。 鉢植えの場合は水切れに注意。伸びた葉を摘み取り、サラダや肉・魚料理に。
○イタリアンパセリ 夏に枯れる2年草です。鉢植えで半日陰に置き、水切れに注意します。伸びた葉を摘み取り、スープやサラダに。
○ルッコラとチャービル この2種は種子をまいて3週くらいで利用できるようになります。半日陰で水を切らさないように管理します。
葉っぱのかたちから樹木が調べられる原寸大植物図鑑をご紹介します。
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『葉っぱでおぼえる樹木』 原寸大で葉っぱの写真を収録した植物図鑑です。
葉の形状を15タイプに分類した表から、植物の名前を簡単に調べることができます。 ■B5判、336ページ ■柏書房 |
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『葉っぱでおぼえる樹木2』 山野に自生する国産樹木から、公園などに植栽される外国産樹木まで、計235種を収録した第2巻。
食用の果樹や薬用で植えられる樹木も多く取り上げています。 ■B5判、292ページ ■柏書房 |
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