日本園芸協会〜園芸情報サイト

季節の園芸作業

[9月の庭園仕事]

まだまだ暑い日が続きます。今年の夏も暑かったので、植物にもそのダメージが現れる頃です。台風もたくさんくるシーズンなので、しっかりと対策をたてていきましょう。

【特集1】買い物情報

ヒビスクス・アケトセラ「ブラックキング」 (Hibiscus acetosella ‘Black King’)

 「クロハイビスカス」「シソアオイ」などという名前で売られています。アフリカのアンゴラ地方原産の、大きくなると2mに達する多年草です。チョコレート色をした姿がモミジのようですが、ハイビスカスの仲間でアオイ科ヒビスクス属です。
 鉢植えにしても、秋の花壇や背の高い寄せ植えにしてもよいです。残暑の厳しい暑い時期は、日陰〜半日陰に置きますが、涼しくなってきたら、日当たりのよい所で管理します。10月頃には鉢あげし、室内で管理します。

ヒビスクス・アケトセラ
▲ヒビスクス・アケトセラ
モミジのようです。一本だけ飾っても秋らしくなります。

ダリア「ブラックナイト」 (Dahlia sp. ‘Black night’)

 中南米原産のキク科の多年草です。黒味がかかった銅葉と鮮やかな黄色の花とのコントラストでくっきりとした存在感を持っており、ある程度の高さもあるので秋の寄せ植えや花壇で活躍します。
 日当たりと水はけのよい場所を好み、水やりは土が乾いたらたっぷりとあげます。花後は、花のあった場所の少し下に腋芽がでているところで切り戻します。冬は、花壇であったら鉢あげし、寄せ植えであれば寄せ植えごと凍らないようなところで管理します。

ダリア
▲ダリア
銅葉に黄色い花が大変映えます。

TOPに戻る

【特集2】季節の手入れポイント

花壇・ガーデニング
 そろそろ秋のガーデニングがシーズンインです。秋花壇をこれから作るなら、ジニアやサルビア、マリーゴールド、コスモスなど秋遅くまで咲き続けてくれる種類を選びましょう。
 また、来年の春花壇を考える時期です。最近はナチュラルガーデンにチューリップやスイセンなどの球根類を取り入れる方が多くなっているようです。チューリップならアクミナタやユリ咲きのやさしい草姿のもの、スイセンならばジョンキラやキクラミネウス、トリアンドロスなどの原種系が使いやすいですね。もちろん大輪系でも、1か所に数球ずつ植えるようにすればよいでしょう。
 秋の種子まきは、日中の最高気温が25℃以下になったころが目安です(例年ですと、9月15〜20日ごろから)。また、この頃が熱帯花木類や宿根草類、ハーブ類の挿し木・挿し芽ができる時期です。
<花木・庭木>
 そろそろ本格的な台風シーズンに入ります。庭や建物などで、補強や手入れの済んでいないところがないか、早めにチェックしておきましょう。
 クチナシ類ではオオスカシバの発生期です。油断すると丸裸にされてしまいますから、スズメバチに似たガが飛んでいたら要注意です。小さなときは殺虫剤、大きくなった場合は、箸でつまんで退治します。ツバキやサザンカではチャドクガが発生します。なるべく小さなときに見つけて、オルトランやスミチオンなどの殺虫剤を散布します。また、収穫の済んだ果樹類ではお礼肥を与える時期です。

花鉢物・観葉植物
 クリスマスローズは秋になると根が動き出します。鉢替えや株分けは早めに済ませましょう。
 短日(夜が長くなる)で花芽形成するポットマムやポインセチア、初恋草、カランコエには夜間の照明を避けましょう。ミヤコワスレやシャコバサボテンも花芽形成時期です。よく日に当てるようにし、水やりを控えめにします。やはり充実期のノビル系デンドロビウムやオンシジウムも同様の管理です。夏の間、半日陰に移しておいた鉢物類も、直射日光に弱いもの以外は日向に出すようにします。なお、ポインセチアやカランコエは、普通に管理していたのでは、クリスマスのシーズンに花(や苞葉)が咲かないことがあります。こうした種類を上手に楽しむためには、短日処理を行うのが確実です。ポインセチアは1か月半くらい、カランコエは1か月くらい短日処理をします(夕方の5時くらいから翌朝9時くらいまで、上から箱をかぶせて光を当てないようにします)。

家庭菜園・ハーブ
 今月も秋冬野菜の種まきの時期。シュンギクは10月上旬、ホウレンソウは10月一杯にまけばよいでしょう。ダイコン、ハクサイ、レタス、キャベツ、ブロッコリーの苗は9月上旬に畑に定植します。ナス、ピーマン、オクラは中旬に化成肥料を追肥し、土寄せしておきます。
 ハーブでも残暑が収まり、気温が25℃以下になったら種子まき、挿し木ができます。また、花茎の出てきたバジルや夏越しできたナスターチウムは、切り戻ししておきましょう。
TOPに戻る

【特集3】秋の草花鉢物の入手と管理法

 庭やベランダに、小さくても池を設けると、雰囲気が変わりますね。その中に、水草などを植えれば、ちょっとしたビオトープガーデンになります。

 本格的な池がなくても陶器の色合いに似せたプラスチック池が出回っています。これを利用するのもよいでしょう。

植える植物の種類  *( )の中は鑑賞部位 
・湿地性の種類 ハンゲショウ(葉)、ミソハギ(花)、シラサギスゲ(花)、トクサ(茎)、セキショウ(葉)
・抽水性の種類パピルス(葉)、フイリヨシ(葉)、ガマ(葉)、フトイ(葉)、オモダカ(葉と花)、クワイ(葉)、チャワンバス(花と葉)、ポンテデリア(花と葉)
・浮遊性の種類 ボタンウキクサ(葉)、ホテイアオイ(葉と花)、スイレン(花)、コウホネ(葉)、ウォーターポピー(花)

植え方 植物は、直接池に植えるのではなく、一つの種類ずつ鉢に植えて、池に入れると管理が楽です。土は田土か荒木田土がよいのですが、なければ赤玉土でもよいでしょう(ただし、表面に小石を敷いておく)。それぞれ、腐葉土を2〜3割ほど混ぜて用います。花物以外は、締めて小さく育てる方が、風情がありますので、肥料は入れません。

鉢の置き方 鉢の下にレンガを置いたり、高さの違う鉢を用いて、高低の変化をつけましょう。また、湿地性の種類は根元が水面からちょっと出るように、抽水性の種類は鉢の表面が水面から4〜5センチ、浮葉性の種類は水面から10センチほど下になるように配置します。

●管理 ボウフラの予防用に金魚やメダカを飼う場合は、水温が上がり過ぎないように注意しましょう。水が汚れたり藻が繁殖するようなら、2〜3週間に1回、半量くらいずつ水替えします。

 リンドウ、コスモス、クジャクアスター、シュウメイギク、ジョウロウホトトギスなど、いかにも秋を感じさせてくれる草ものの鉢植えが出回ってきました。良品は、下葉までよく葉がついていて、しおれたり縮れたりした葉がないものです。

<種類別の管理法>
◎宿根アスター ユウゼンギクやミケルマスデージーなどシオン属を宿根アスターと呼んでいます。置き場所は日向から半日陰程度で。株が込んでいる場合は、一回り大きな鉢に植え直します。高性(背が高い)の場合は、鉢が倒れやすいので、鉢ごと一回り大きな鉢に入れておくとよいでしょう。エゾギクもアスターと呼ばれますが、こちらは別属(Callistephus)で一年草。
◎リンドウ 日向に置き、水切れに注意します。強健で育てやすい種類ですが、蕾は日が当たらないと開きません。
◎ケイトウ ケイトウには赤や黄色に色づいた葉を観賞するハゲイトウと花穂を観賞するトサカケイトウがあります。株の大きさの割に小さめの鉢に植えられていることがほとんどなので、入手したら1〜2回り大きめの鉢に植え替えるようにします。
◎シュウメイギク 大株は水切れに注意。強い風の当たらない日向に置き、根が強いので一回り大きな鉢に植え直すか庭植えにします。

 なお、コスモスや宿根アスターなど次々に花が咲き続ける種類には、液体肥料を2週間に1回追肥します(そのほかの種類には、花の時期には肥料は不要)。水やりは、鉢土の表面が白く乾いてきてからたっぷりと与えるようにします。

TOPに戻る

【特集4】カラーリーフのグラス類

 グラス類の人気が高まっています。これまでは日本原産のススキや南アメリカ原産のパンパスグラスくらいしか作られていませんでしたが、葉色の変わった種類が出回り始め、庭や寄せ植えに使われるようになりました。

<グラス類の栽培ポイント>
植え場所  日当たりのよい排水のよい適湿地。
植え付け方法 適期は春か秋。ポットから抜き、根鉢を1/3〜1/2ほどほぐして植えつけます。
施肥と水やり 施肥は春先にマグアンプKなどの固形肥料をひとつまみほど根元にばら撒けばよいでしょう。水やりは植え付けた年は、1週間以上日照りが続いたときに、様子を見ながら(葉がしおれ加減になったら)、与えます。2年目以降は原則不要です。鉢植えの場合は、土が乾いてきたら与えるようにします。
そのほか 繁殖力が強いので、株が広がったら困る場合は、プラスティック板(30cm深さ)で根を囲んで外に伸びないようにしておきます。

 

TOPに戻る

【特集5】宿根草や熱帯花木の挿し芽・挿し木

 残暑がひと段落すると、挿し芽・挿し木の時期です。宿根草類や熱帯花木の伸びすぎた枝や茂りすぎた枝は、切り取って挿してふやしましょう。また、ニューギニア・インパチエンスやポーチュラカなど寒さに弱い宿根草は、秋に挿し芽した苗で越冬させると、場所をとらず便利です。

<挿し芽・挿し木できる種類>
ユリオプシス・デージー、マーガレット、木立ベゴニア、ゼラニウム、ストレプトカーパス、トラディスカンチア、ヘリオトロープ、ニューギニア・インパチエンス、クジャクサボテン、ハイビスカス、フクシア、ハーブのミント類、タイム類、セージ類、マジョラム、ラベンダー類、ローズマリーなど

<挿し芽の仕方>
用土 清潔な川砂、バーミキュライト、鹿沼土など 
挿し床 駄温の平鉢、イチゴパック(底に水抜きの穴を開ける)
穂木の調整と水揚げ 切り口を刃の鋭いナイフやカミソリで切り戻し、穂木の長さを7、8センチに調節します。茎の下1/3ほどの葉を切り除き、1時間ほど水を入れたコップなどに挿して水揚げします。
挿し方 箸などで穴を開けてから、穂木を1/4〜1/3挿しこみ、元を指で押さえます。
挿し芽後の管理 細かめのジョウロで、たっぷりと水やりし、あとは強い風の当たらない半日陰のところで管理します。挿し床の表面が乾きかけてきたら、細かめのジョウロで水やりします。早いものなら2、3週間、遅いものでも1か月半ほどで発根します。
発根後の管理 新しく芽が動いてきたら、根が出ていることを確かめ(根元の土を少し掘ってみる)、薄い液肥(規定の2倍)を与えます。冬はそのままの鉢で冬越しさせます。寒さに弱い種類は室内で、寒さに強い種類も、風の当たらないところで保護したほうがよいでしょう。

 

TOPに戻る

【特集6】通信販売のご案内

日本園芸協会代理部では、庭での作業がはかどる園芸資材をご紹介しています。ぜひご利用ください。


http://www.catalog-shopping.co.jp/shop/eg1/index.html


注文先:日本園芸協会 代理部(日本カタログショッピング)
TEL:0120-22-1128
FAX:0120-161-418
E-mail:info@catalog-shopping.co.jp

 

TOPに戻る

【特集7】イベント情報

北海道
札幌市
札幌市緑化植物園豊平公園
サボテンと多肉植物展
期間:9月5日〜10日
きのこ展
期間:9月26日〜27日
秋のミニ盆栽と山野草展
期間:9月29日〜10月1日
おもと秋季展
期間:9月29日〜10月1日
お問い合わせ
TEL:011-811-6568
URL:https://www.sapporo-park.or.jp/toyohira/
秋田
バラフェスタ“秋を彩る” 期間:9月23日〜10月15日
場所:大仙市・秋田県立農業科学館
TEL:0187-68-2300
URL:http://www.obako.or.jp/sun-agrin/
埼玉
さいたま市
大宮盆栽美術館
企画展「白砂と石の風景―『盆石』の世界」
期間:7月28日〜9月6日
お問い合わせ
TEL:053-487-0511
URL:http://www.bonsai-art-museum.jp/
川口市
川口緑化センター
秋の古典園芸植物展
期間:9月2日〜3日
秋の山野草・盆栽・鉢物展
期間:9月8日〜10日
早秋盆栽展
期間:9月15日〜18日
秋の岩ギボウシ展
期間:9月30日〜10月1日
お問い合わせ
TEL:048-296-4021
URL:http://www.jurian.or.jp/
千葉
佐倉市
国立歴史民俗博物館(くらしの植物苑)
URUSHI ふしぎ物語−人と漆の12000年−
期間:7月11日〜9月3日
お問い合わせ
TEL:043-486-0123
URL:http://www.rekihaku.ac.jp/
東京
【高知県立牧野植物園からの巡回展示】牧野式植物図への道U−妥協なき観察図・印刷図− 期間:8月11日〜10月9日(火曜日休館)
場所:練馬区・牧野記念庭園記念館
TEL:03-6904-6403
URL:http://www.makinoteien.jp/
第34回全国都市緑化はちおうじフェア 期間:9月16日〜10月15日
場所:八王子市・富士森公園
URL:http://www.hachioji-fair2017.jp/
第8回川口安行の植木・盆栽展 麻布十番 期間:9月23日〜24日
場所:港区・パティオ十番
いけばな龍生展2017 期間:9月27日〜10月3日
場所:渋谷区・東急百貨店本店3階サロン、屋上、文化村ギャラリー
神奈川
NDF創立50周年記念「日本フラワーデザイン大賞2017」 期間:9月30日〜10月1日
場所:横浜市・パシフィコ横浜 展示ホールC
長野
軽井沢レイクガーデン 期間:4月21日〜11月5日
場所:軽井沢町・軽井沢レイクニュータウン
静岡
浜松市
はままつフラワーパーク
遠州の自然展
期間:9月8日〜30日
お問い合わせ
TEL:053-487-0511
URL:http://e-flowerpark.com/
愛知
名古屋市
東山植物園
写真展 世界の自然と動植物
期間:8月20日〜9月3日
フルーツとフラワーの押し花展
期間:9月5日〜18日
カンアオイと柄物植物展
期間:9月20日〜24日
お問い合わせ
TEL:052-782-2111
URL:http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/
大阪
うめきたガーデンU 期間:3月28日〜9月24日
場所:大阪市・JR大阪駅北側うめきたガーデン
TEL:06-6633-2274
URL:http://umekita-garden.com/
企画展示「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」 期間:8月10日〜10月10日
場所:吹田市・国立民族学博物館
URL:http://siebold-150.jp/
大阪市
咲くやこの花館
虫を食べる植物展
期間::7月4日〜9月9日
お問い合わせ
TEL:06-6912-0055
URL:http://www.sakuyakonohana.jp/
兵庫
日・タイ就航130年 トロピカルガーデンショー2017 期間:7月15日〜9月18日
場所:淡路市・県立淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」
TEL:0799-74-1200
URL:http://www.kisekinohoshi.jp/
加西市
兵庫県立フラワーセンター
アキメネス展
期間:9月2日〜10月10日
お問い合わせ
URL:http://www.hyogo-park.or.jp/flower-center/
広島
広島市
広島市植物公園
薬用植物展
期間:9月9日〜28日
秋の山野草展
期間:9月23日〜28日
お問い合わせ
TEL:082‐922-3600
URL:http://www.hiroshima-bot.jp/
TOPに戻る