園芸ファン通信 VOL.170 【1月号】 |
新年明けましておめでとうございます。今年も花でいっぱいの一年にしましょう。
|
★今号の記事一覧★
|
【特集1】買い物情報●キルタンサス (Cyrtanthus mackenii)南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物。冬〜春咲き種は強健で、排水のよい用土に植えておけば3、4年植え替えは不要(適期は秋初め頃)。強い霜には当てないようにし、夏はやや乾き気味にし、風通りのよい半日陰で夏越しさせます。寒冷地では冬は室内で保護します。 ●ギョリュウバイ (Leptospermum scoparium)オーストラリア・ニュージーランド原産のフトモモ科の常緑低木。属名のレプトスペルマムの名前でも流通しています。関東南部以南なら路地で越冬しますが、寒冷地では室内保護します。水やりは鉢土が乾いてきたらたっぷりと与えます。乾かしすぎるとダメージを受け、落葉します。春に地上部を1/3ほど切り詰めて、同時に植え替えます。用土は水はけのよいものを用います。 ●レウィシア(Lewisia cotyledon)西北アメリカ原産スベリヒユ科の多年草の園芸品種です。葉が多肉質で、ロゼット型になっており、花茎が次々にあがって開花します。過湿に弱いので、水はけのよい土で、水やりは控えめに、土が乾いたら与えます。耐寒性があるので、軒下など鉢植えで管理します。
《 TOPに戻る 》
|
【特集2】季節の手入れポイント<花壇・ガーデニング>戸外での作業は特にはありません。空いている花壇があったら天地返しをしておきましょう。シャベルなどで花壇を掘りかえし、下の土を上に出しほぐして空気にさらします。30〜50cmくらいの深さでちょっと大変ですが、頑張りましょう。寒さや乾風、日光に当てることで、春からの病害虫の発生を減らすことができます。 <花木・庭木>針葉樹、落葉果樹・花木の剪定を年末までに行えなかった方は、無理に今月に行うことはありません。厳冬期を避け、2月になってからでよいでしょう。バラの冬の剪定や元肥やりは今月からの作業です。同時に薬剤を散布するとよいでしょう。 <花鉢物>
室内に取り入れた熱帯花木類や草花類の具合はいかがですか。落葉性のものや枝を切り詰めた鉢物は吸水する力が弱くなっていますので、水は控えめにします。水やりの基本は、鉢の土が乾いてきてから与えることです。また、アブラムシ、カイガラムシ、ハダニが発生しやすいので注意しましょう。表側だけでなく、定期的に葉裏や葉の付け根、株元の葉の重なりあっているところをチェックします。 <家庭菜園・ハーブ>家庭菜園はおやすみの時期。越冬させている種類も少なくなりましたね。ホウレンソウやシュンギクなど、ビニルトンネルやべたがけシートをかけて育てているものは、中でアブラムシなどの病虫害が発生していないか、時々調べてみましょう。また、ビニルトンネルを利用すれば、ニンジン、コマツナ、カブ、ダイコンなどの種子がまけます。今、種子をまけば、春〜初夏にかけて収穫できます。
《 TOPに戻る 》
【特集3】春の花といえばプリムラ春の代表的な鉢花がプリムラ。この「プリムラ」という名前は、サクラソウ科のサクラソウ属の学名ですが、園芸的には欧米で改良されたサクラソウ属の草花を呼ぶ名前になっています。 <プリムラ類の管理ポイント>冬の鉢花の中では寒さに比較的強く、凍らない程度の低温でよく、逆に高温になると株が早く弱ります。日当たりを好むので、暖房のない部屋の日当たりのよい窓辺などに置くと良いでしょう。開花時期が長いので追肥をして肥切れさせないようにします(液肥なら2週間に1回、置き肥なら1、2か月に1回)。空気が乾燥しているとハダニが付きやすいので、殺ダニ剤の散布か葉裏にシリンジ(噴霧)します。花がらはこまめに摘み、咲き進んだ花茎は切り取ると花茎が次々にあがってきて、長く楽しむことができます。 <プリムラの種類と特徴>
《 TOPに戻る 》
【特集4】クリスマスローズの購入と管理冬の寒さに負けず、屋外で咲いてくれるクリスマスローズ(キンポウゲ科ヘレボルス属)は貴重な花ですね。八重咲き品種など豊富な色・形の交配種が安価で入手できるようになりました。 <花付き株を入手したら>
<苗の場合>ポット植えの苗は、1年で根がポットに回ります。ポットの土を押してみて、硬い感じなら根詰まりに近くなっているものです。すぐに、軽く根をほぐして二回りほど大きな鉢に植え替えます。なお、施肥は、植え替え後、3週間ぐらいしたら始めます。 <各地のクリスマスローズ展>●クリスマスローズと早春の花(茨城県水戸市・水戸市立植物公園) ●クリスマスローズの世界展(東京都・池袋サンシャインシティ) ●第21回神代植物公園クリスマスローズ展(東京都・神代植物園) ●第5回クリスマスローズ展(富山県・富山中央植物園) ●クリスマスローズ展(鹿児島県・かごしまフラワーパーク)
《 TOPに戻る 》
【特集5】洋ランの手入れ年が明けると各地で洋ラン展が開かれます。ご家庭でも、シンビジウムやパフィオペディルムなど蕾が上がってきてくれるころです。あなたの愛蘭の咲き具合はいかがですか。 <花つきの株を入手した場合>
<持ち込み株の管理>温室があれば別ですが、あまり温度が保てない場合は高温性のカトレアやファレノプシスなどは花が咲くのが遅くなります。低温性のシンビジウムやパフィオペディルム、ノビル系デンドロビウムは蕾があがってきます。花茎が折れたり曲がったりしないよう、支柱を立てましょう。また、空気が乾燥しがちですので、シリンジをマメに行います。
《 TOPに戻る 》
【特集6】多肉植物人気上昇中!!多肉植物の人気が急上昇しているようで、ガーデンセンターでは多肉植物系統の売り場が拡充しているところが目立っています。多肉植物は、その性質さえ理解してしまえば、栽培管理に手間がかからないこと、年中、変わらない姿が楽しめること(花がきれいな種類もあります)、種類・品種が多く、コレクションの楽しみがあることなど、多肉植物園芸は楽しみの多い分野です。 <入手のポイント>
<国内のナーサリーと趣味の会>・山城愛仙園 ・奈良多肉植物研究会 ・国際多肉植物協会(ISIJ) <外国の種子屋さん>・Silverhill Seeds ・Mesa Garden
《 TOPに戻る 》
|
【特集8】イベント情報
《 TOPに戻る 》
|
日本園芸協会のホームページには役立つ園芸情報をたくさん掲載しています。 毎月の植物の手入れ方法をご紹介する「季節の園芸作業」はこちらから。 http://www.gardening.or.jp/colum/index.html 園芸ファン通信を、テキスト形式でご希望の方は お手数ですがこちらのメールアドレスよりお問い合わせください。 info@gardening.or.jp 【園芸ファン通信に関するご意見、ご要望】 info@gardening.or.jp 【登録解除、アドレスの変更】 http://www.gardening.or.jp/mail/index2.html ※このメールは、園芸ファン通信の配信を希望された方にお送りしています。 ※園芸ファン通信に掲載された記事を転載希望の方はご連絡ください。 ※バックナンバーは下記でご覧になれます。 http://www.gardening.or.jp/mail/ 発行:日本園芸協会 〒151-8671 東京都渋谷区元代々木町14-3 http://www.gardening.or.jp |