園芸ファン通信 VOL.215 【10月号】 |
徐々に秋らしくなってきましたが、台風や暴風雨には注意が必要な季節です。背の高いものは支柱を立てたり、鉢物は倒しておいたり、縛って固定したり、対策をしっかりとっておきましょう。毎日気温を気にしながら、戸外で管理していた観葉植物など寒さに弱いものは、早めに室内に取り込みましょう。 |
★今号の記事一覧★
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【特集1】買い物情報●カクトラノオ(Physostegia virginiana)北アメリカ原産のシソ科の多年草です。茎が直立して、高さが20〜120cmくらいになり、花壇で高さを演出することはもちろん、白やピンクの筒状の花が密になって総状花序を作るので、切花としても用いることもできます。日当たりの良い、排水の良い土地を好みます。秋や春に株分けで増やすことができます。 ●アキメネス(Achimenes sp.)メキシコ周辺のイワタバコ科の球根植物です。長い筒状の先に大きな花弁を開きます。花は5月から晩秋と長めに楽しめます。鉢栽培で、春秋は日向〜半日陰、夏は風通しのよい日陰で管理し、水は乾いたらたっぷり与えます。冬は鉢のまま水やりをせずに冬越しさせます。 ●ロニセラ・ニティダ(Lonicera nitida)中国原産のスイカズラ科の常緑低木です。低木ですが水平に伸び、花壇でグラウンドカバーとして使うことができます。卵型の葉は光沢があり、明るい緑色をしているので花壇を明るく演出してくれます。強い性質で耐寒性があり、土質を選ばず、日当りと排水さえよければよく育ちます。 ●ダリア ’エタニティ’’ブラックナイト’(Dahlia sp.) 中南米原産のキク科の多年草です。ダリアの種類にも、黒味がかかった銅葉の種類が秋らしくてよいですね。ピンクや黄色と、明るい花色とのコントラストでくっきりとした存在感を持っており、秋の寄せ植えや花壇で活躍します。
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【特集2】季節の手入れポイント<花壇・ガーデニング>今年は7月まで涼しく、残暑が厳しかったため、夏花壇の維持が難しかったのではないでしょうか。最近になって雨が多い分、秋の作業も進められない面もあります。土が湿りすぎているのもいやですね。秋植え球根類の植え付けや種子まき、秋冬花壇の草花の植え付けは、遅れないようにしましょう。 <花木・庭木>そろそろムラサキシキブ類、ウメモドキ、ヒメリンゴなどの実物類や冬の花のサザンカが庭を彩ってくれるようになります。庭木の手入れで、マツ類のコモ巻きは寒くなる前に行います(マツケムシが降りてくる前)。生垣の止め刈りを済ませていない方は早めに行いましょう。 <花鉢物・観葉植物>
夜の気温の下がり方が大きくなりますので、寒さに弱い熱帯性の鉢植え類は、早めに取り込むようにしましょう。 <家庭菜園・ハーブ> 秋野菜の収穫の時期です。雨の合間をぬって、ハクサイやキャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウ、シュンギク、ニンジンなどは、大きく育ってきたものから収穫しましょう。また、サツマイモの収穫は霜が降りる前の晴れた日に行います。冬収穫用のネギ・ワケギ類やレタス、ナ(菜)類の定植時期です。ポット苗が販売されていますので早めに入手して植えつけましょう。
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【特集3】宿根草の植え替え 宿根草は、同じ場所でそのまま植え続けていると、株が込みすぎたり、土質が劣化して、花が咲かなくなったり株の勢いが衰えたりすることがあります。庭植えのものは4、5年、鉢植えのものは2年くらいを目途に植え替え・株分けするようにしましょう。 <植え替え・株分けする種類>スズラン、シラン、フクジュソウ、キキョウ、アマドコロ、ニホンサクラソウ、プリムラ・ポリアンサ類、花の終わったシュウメイギク、ホトトギスなど。 <植え替え・株分けの方法> 一回り大きく掘り上げ、土を落とし、それぞれ1株に2〜4芽くらい付けて分け、新しい場所に植え付けます。同じ場所に植える場合は、土を入れ替えるか、堆肥や腐葉土を多めにいれて土質を改善するようにします。
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【特集4】鉢物類の取り込み今年は気候が不安定で、夏のように暑かったり、初冬のように寒くなったり、なかなか安定しませんが、夜間、冷え込みを感じることも多くなってきたようです。夏の間、戸外で管理してきた観葉植物や熱帯花木、花鉢物もそろそろ室内に取り入れる準備をしましょう。 ◎取り入れる前の準備
◎取り入れの目安
<室内での管理の注意>日照を好むものは、窓際の明るいところに置き、日照に弱いものはレースのカーテン越しのところに置くなど、置き場に注意しましょう。10月中はまだ光が強いので、室内の日当たりは温度が上がりすぎることがありますので、注意が必要です。また、室内は戸外よりも空気が乾燥していますので、土の乾き方をチェックするとともに、葉水などを与えるようにしましょう。
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【特集5】第30回 JGSボタニカルアート展のお知らせ来る10月5日(金)〜7日(日)、上野の日展会館にて、国内最大級、トップクラスの植物画(ボタニカルアート)の公募展が行われます。ボタニカルアートとは、図鑑の絵のように、植物をモチーフとして植物学的な視点から精密に描き、しかも芸術として表現された絵画のことです。これまで当展覧会からは多くのボタニカルアーティストが巣立ち、各界で様々な活躍をされています。芸術の秋、ぜひこの機会にボタニカルアートの世界に触れてみてはいかがでしょうか。ご来場お待ちしております。
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【特集6】通信販売のご案内日本園芸協会代理部では、庭での作業がはかどる園芸資材をご紹介しています。ぜひご利用ください。 http://www.catalog-shopping.co.jp/shop/eg1/index.html
注文先:日本園芸協会 代理部(日本カタログショッピング)
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【特集7】イベント情報
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【特集8】日本園芸協会機関誌のご案内 「植物と園芸を学ぶ、楽しむ専門誌」プランツ&ガーデン秋号(178号)が発行されています。 【会員誌購読について詳しくは下記をクリックしてください】 http://www.gardening.or.jp/pg/rg/index.html
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日本園芸協会のホームページには役立つ園芸情報をたくさん掲載しています。 毎月の植物の手入れ方法をご紹介する「季節の園芸作業」はこちらから。 http://www.gardening.or.jp/colum/index.html 園芸ファン通信を、テキスト形式でご希望の方は お手数ですがこちらのメールアドレスよりお問い合わせください。 info@gardening.or.jp 【園芸ファン通信に関するご意見、ご要望】 info@gardening.or.jp 【登録解除、アドレスの変更】 http://www.gardening.or.jp/mail/index2.html ※このメールは、園芸ファン通信の配信を希望された方にお送りしています。 ※園芸ファン通信に掲載された記事を転載希望の方はご連絡ください。 ※バックナンバーは下記でご覧になれます。 http://www.gardening.or.jp/mail/ 発行:日本園芸協会 〒151-8671 東京都渋谷区元代々木町14-3 http://www.gardening.or.jp |