園芸ファン通信 VOL.217 【12月号】 |
木枯らしが吹き、寒くなってきました。バラやマツなどは手入れに忙しい季節です。早めに済ませて、すっきりとした気分でお正月を迎えましょう。
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★今号の記事一覧★
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【特集1】買い物情報●アルテミシア‘パルファム・ドゥ・エチオピア’(Artemisia sp.)キク科の常緑多年草です。シロタエギクよりも細葉で、少し触っただけでも強くアップルミントのような香りが広がります。落ち着いたたたずまいでホワイトガーデンや寄せ植えに使用することができます。耐寒性はありますが、霜のあたらないところで管理しましょう。 ●ゴンフォスティグマ(Gomphostigma virgatum)アフリカ南部に分布するフジウツギ科の常緑低木です。暑さ寒さに大変強く、一年中シルバーリーフを楽しめます。初夏から秋に開花し、花後の剪定で枝数を増やすことができます。 ●ホワイトソルトブッシュ(Rhagdia hastata)オーストラリア原産のヒユ科の常緑低木です。ラゴディア・ハスタータの学名や、ホワイトソルトブッシュの英名で販売されています。暑さ寒さに強く、日陰にも比較的耐えられ、霜にも耐えます。寒さに当たると枝元の白い葉が赤くなります。水は乾いてからたっぷりと与えます。茎が放射状によく伸びるので、剪定をして樹形を維持します。 ●ツリージャーマンダー(Teucrium fruticans)南ヨーロッパ原産のシソ科の低木です。テウクリウムという学名で出回っている場合があります。銀白色の枝葉に薄い青色の花が咲きます。花の形から、「クリオネ」と呼ばれることもあります。日当たりがよく、水はけのよい乾燥した地を好みますので、ロックガーデンに最適です。横に広がっていくのでグラウンドカバーなどにも使えます。 ●サルビア・アルゲンティア‘白クマ君’(Salvia argentia) 地中海地方原産の、シソ科の多年草です。よく花壇でみかける、赤や青の花を観賞するサルビアの仲間ですが、こちらは葉を観賞します。白クマ君、という名で売られるように、茎や葉にふわふわの柔毛をもち、触ると厚いフェルトのような感覚があります。シルバーリーフとしてコンテナや花壇のアクセントになります。 ●ヘリクリサム‘ルビークラスター’(Helichrysum ‘Ruby Cluster’) 南アフリカ原産の、キク科の多年草です。シルバーリーフの枝先の中に赤く光る蕾をつけます。見事な光沢で、みとれてしまいます。 ●オレアリア‘リトルスモーキー’(Olearia axillaris)オーストラリア原産のキク科の低木です。耐寒性はありますが、湿度に弱いので風通しと日当たりの良い場所で育てます。水は乾いたらたっぷりと与え、少し乾かし気味に育てます。
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【特集2】季節の手入れポイント<花壇・ガーデニング>冬花壇の草花の生育はいかがですか。パンジーやビオラ、デージー、ハボタンは耐寒性が強いので、根付いてしまえば多少霜が降りても大丈夫ですが、スイ―トアリッサムやクリサンセマム・ムルチコーレはやや寒さに弱いので、霜よけや風除けを作るか、軒下に移すのが無難です。ユリやスイセンの球根を植えていない場合は、早めに植えましょう。 <花木・庭木> マツ類の“もみ上げ(古葉とり)”は早めに済ませて、正月をきれいな庭で迎えましょう。また、チャボヒバ、イトヒバ、スイリュウヒバなどのヒバ類も庭の格を高めてくれる樹木です。一緒に手入れをすれば、庭がより見事になります。 <花鉢物>
これからしばらくは、外の園芸はあまり楽しめなくなり、室内園芸が中心になります。定番のシクラメンにプリムラ類、花期の長いシンビジウムやデンドロビウムなどの洋ラン類、クリスマスに欠かせないポインセチアやクリスマスカクタス(シャコバサボテン)、クリスマスベゴニアなどが豊富に出回っています。良質の株を入手することが、鉢物を長持ちさせる秘訣です。お店に入荷された直後の、ダメージを受けていない鉢を選びましょう。 <家庭菜園・ハーブ> 菜園やハーブガーデンも冬支度です。夏秋まきのネギやニンジン、タカナ、カラシナなどの収穫時期です。あまった野菜類は土寄せをすれば、しばらく保てます。また、ホウレンソウやコマツナなどには霜よけをつくってやりましょう。
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【特集3】クリスマスの花鉢物の手入れ冬の室内を暖かく飾ってくれる鉢物類が盛りになっています。鉢物を購入するときは、なるべく商品の回転の早いお店で、入荷したてのものを選びましょう。お店に長く置いてあったものや、店外の吹きさらしの場所に置いてあったものなどは、傷んでいることがありますので注意しましょう。一度傷むと、回復させるのはなかなか困難です。早めに入手した鉢物はそろそろ液肥を施す時期です。また、咲き終わった花がらは、まめに摘み、株の負担を少なくしてあげましょう。
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【特集4】落葉果樹・庭木の植えつけ落葉の果樹や花木・庭木の植えつけは、葉が落ち休眠に入った今の時期が好期です(12月いっぱいまで)。寒さが早く来る地方は、春に入る直前くらいが好機になります。 <植えられる種類>ウメモドキ、オオデマリ、ガマズミ類、モクレン・コブシ類、カエデ、ボケ、カイドウ、サクラ類、果樹ではウメ、モモ、リンゴ、ナシ、クリ、カキ、ブドウなどが植え時です。 <よい庭木の条件>
<植木の植え方>
この方法は水極めといい、マツ類やナンテンなどは水を使わない植え方をします(土極め)。
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【特集5】通信販売のご案内日本園芸協会代理部では、庭での作業がはかどる園芸資材をご紹介しています。ぜひご利用ください。 http://www.catalog-shopping.co.jp/shop/eg1/index.html
注文先:日本園芸協会 代理部(日本カタログショッピング)
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【特集6】イベント情報
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【特集7】日本園芸協会機関誌のご案内 「植物と園芸を学ぶ、楽しむ専門誌」プランツ&ガーデン冬号(179号)が発行されました。 【会員誌購読について詳しくは下記をクリックしてください】
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日本園芸協会のホームページには役立つ園芸情報をたくさん掲載しています。 毎月の植物の手入れ方法をご紹介する「季節の園芸作業」はこちらから。 http://www.gardening.or.jp/colum/index.html 園芸ファン通信を、テキスト形式でご希望の方は お手数ですがこちらのメールアドレスよりお問い合わせください。 info@gardening.or.jp 【園芸ファン通信に関するご意見、ご要望】 info@gardening.or.jp 【登録解除、アドレスの変更】 http://www.gardening.or.jp/mail/index2.html ※このメールは、園芸ファン通信の配信を希望された方にお送りしています。 ※園芸ファン通信に掲載された記事を転載希望の方はご連絡ください。 ※バックナンバーは下記でご覧になれます。 http://www.gardening.or.jp/mail/ 発行:日本園芸協会 〒151-8671 東京都渋谷区元代々木町14-3 http://www.gardening.or.jp |