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 園芸ファン通信 VOL.57

今年は冬が以外に長引き、天気も安定しないので、サクラの花もなかなか蕾が膨らんでこなかったようですが、
ようやく陽気もよくなったようで、各地から桜の開花便りが届きだしています。このまま、一気に暖かくなってくれるとよいですね。


■買い物情報

<新しい花鉢物>
町の園芸店やガーデンショーで見かけた新しい花を紹介します。

●ヒベルティア・セリピリフォリア「ハッピー・イエロー」
ヒベルティア・セリピリフォリア「ハッピー・イエロー」
ビワモドキ科の矮性低木。オーストラリア原産で日当たりと水はけを好む。
花が終わったら一回り大きい鉢に植え替え、夏は風通りのよいところで水を控えめに。
冬は日当たりのよい室内。


●ディアスキア
ディアスキア
ゴマノハグサ科でネメシアに似た草花。
南アフリカ原産で本来は多年草だが、夏に枯れやすいので秋まき1年草として扱われる。
耐寒性は弱いので、強い霜や寒風には当てないように。


●マンデビラ・サンパラソル・ルビー
マンデビラ・サンパラソル・ルビー
キョウチクトウ科のつる性木本(旧名ディプラデニア)。
これまでは白〜桃花が多かったが、本種は濃赤色がポイント。
管理は日当たりのよいところで、水やりは控えめで管理。
半耐寒性なので、まだしばらくは室内の暖かいところで。

■ペチュニア花壇をつくろう

今年の“ペチュニア”が熱いですね。フラワーショーなどでも新しい種類がいろいろ紹介されています。
今年こそ素敵なペチュニア花壇を楽しみましょう。


<ペチュニア花壇つくりのポイント>
●日当たりと水はけのよいところ
育種によってだいぶ改良されましたが、まだ高温多湿には弱い面が残っているので、花壇の設置場所には注意しましょう。できれば、雨のあたらないところがベストです。

●早めのピンチで枝数をふやす
枝が伸びている場合はすぐに、そうでない場合は植えつけて落ち着いた頃枝先を摘んで、枝数をふやしこんもり茂らせましょう。

●肥料を定期的に与えて、肥切れを避ける
次から次と長期間花を咲かせて切れる草花類は肥切れさせないようにしましょう。
1か月くらい肥効が続く固形肥料を定期的に与え、液肥(10日おきくらい)を追肥するとよいでしょう。
なお、ペチュニア類は低温に強いので、春先に挿し芽をして苗を作るのが効果的です。今、挿せば5月の初めには立派な苗になります。

やさしいパステルカラーの「さくらさくら」
やさしいパステルカラーの
「さくらさくら」
珍しい色合いの「ほおべに」
珍しい色合いの「ほおべに」
八重咲きの品種「ダブルペチュニア・ラベンダー」
八重咲きの品種
「ダブルペチュニア・ラベンダー」

<ペチュニアの挿し芽の方法>
1.枝先を7〜10センチに切り、下のほうの葉を1/3ほど切り取る。

2.切り口を鋭利なナイフで切り直し、1、2時間水揚げする。

3.挿し芽の用土は、清潔な川砂か鹿沼土、赤玉土など。

4.平鉢やイチゴポット(底に穴を開ける)などに用土をいれ、箸などで挿し穴を開ける。


5.水揚げした挿し穂を2、3センチの深さほど挿し穴に挿し、元を指で押さえる。


6.挿し終わったら目の細かいジョウロか水差しでたっぷりと水やりし、強い風の当たらない半日陰のところで管理する。


7.新しく芽が動いてきたら、徐々に光に当てるようにする。
バーベナ、ビデンス、トコナツ・ナデシコ類、コエビソウ、ミント類も同様に挿し芽できます。


■春花壇・コンテナの手入れ

ようやく春らしい日差しが続くようになりましたね。花壇やコンテナのパンジー・ビオラやキンギョソウ、ロベリアなどが咲き誇り、スイセン、ムスカリーに続いて、チューリップも咲き始めます。

よい状態を長続きさせるために、花がらをこまめに摘み、いたんだ葉の整理をし、込みすぎているところは枝ごと切り詰めておきましょう。
また、肥料も切れるころですから、マグアンプKなどの固形肥料を株元に一つまみほど与えます。

液肥ならば2週間に1回くらいです。アブラムシがついた場合は手でつぶすか牛乳を薄めずにスプレーすれば退治できます(晴れた日の午前中がベスト)。
虫の体にかかるよう丹念にスプレーしましょう。翌日、頭から水やりして牛乳を洗い流します。

他にも、日本園芸協会のホームページには役立つ園芸情報をたくさん掲載していま す。
毎月の植物の手入れ方法をご紹介する「季節の園芸作業」はこちらから。

http://www.gardening.or.jp/colum/index.html


GARDEN BOOK 2005 発売中
GARDEN BOOK 2005
当協会主催の「全国ガーデニングコンテスト2004」の全入賞者のお庭の写真、
庭作りについてのコメント、先生方の講評などを掲載した「ガーデンブック2005」
が発売になりました。
全ページカラーで、すばらしいお庭の写真や図面、コメントなどを掲載しています
ので、ガーデニングの参考書としても大変役立つ一冊です。

詳しくはこちらからごらんください。
http://www.gardening.or.jp/books/garden/index_2005.html

八重咲きオモダカの球根プレゼント

オモダカは、ハナグワイとも呼ばれる水生宿根草です。涼しげな草姿から夏の草花と
して古くから栽培されています。中でも八重咲き種は鑑賞性が高く人気があります。
今回は、この八重咲きオモダカの球根を抽選で15名様にプレゼントいたします。

ご希望の方は、件名に「オモダカの球根プレゼント希望」と書いて、ご住所、
電話番号、お名前を記入して、下記【プレゼント応募先】までご応募ください。
締め切りは4月12日です。
発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。

【プレゼント応募先】】
info@gardening.or.jp


植物に関するいろいろな情報を満載したサイト「植物博物館」です。
植物を鑑賞したり、図鑑のように調べたり、様々な情報を無料で得ることができます。

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