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今年はゴールデンウィークが過ぎても、初夏らしい爽やかな陽気になりませんね。 妙に冷え込んだ夜の次の日は、蒸し暑い雨の日になったする変な気候です。 春の天気が不順だった年は、夏もあまり安定しないと聞いたことがあります。ちょっと心配ですね。
●新苗の手入れ 新苗(芽接ぎ苗)は、節間の詰ったややずんぐりした感じの苗が良苗です。 入手したら、早めに大きな鉢(6号)に植え替えます。 新苗は接ぎ口が不安定なので、根元と茎を持って丁寧に扱いましょう。 接ぎ木部分のビニールテープははずさないでおきます。 また、ついている蕾はそのまま咲かせると、株が弱りますので、5枚葉の上で切り取ります。 最初の年は株を充実させるのが肝心です。 株が生長をはじめ、新しくシュートが伸びてきたら花を咲かせるようにします。 ●花後の手入れ 花が咲き終わったら、花がらを摘みます。 一季咲きの品種は花首の下で、多季咲きの品種は5枚葉の上で切り取ります。 なお、一般に花つき鉢は株の大きさよりも小さめの鉢に植えて売られています。 このまま鉢で育てる場合も、花が終わったら一回り以上大きな鉢に、根鉢を崩さないように植え替えます。 用土には肥料を混ぜないでよいです。 ●病害虫防除 バラは雨が当たると病気の発生が多くなります。 鉢植えの場合、雨が続きそうなときは、軒下に鉢を移して病気の発生を防ぎましょう。 ただ、完全に防ぐことはできないので、薬剤散布は定期的に行います。 黒点病とうどんこ病の予防のためにダコニールかサプロール(黒点病)、ミネラシン(うどんこ病)をそれぞれ1週間おきに散布して予防します。 梅雨明けからは、ハダニの防除用にオサダンなどの殺ダニ剤の散布を月2回追加し、アブラムシ、チューレンジバチなどが発生したら、スミチオンなどの殺虫剤を散布します。 ●施肥と水やり バラは肥料と水を好みます。 四季咲き・二季咲き品種の場合は、開花時期(蕾が色づくまで)と真夏を除いて、月1回固形肥料を置肥(親指大のものを3〜5個)、月2回液肥を施します。 一季咲きの場合は花後の肥料は半分とします。新苗の場合も秋までは肥料は半分くらいでよいでしょう。
他にも、日本園芸協会のホームページには役立つ園芸情報をたくさん掲載していま す。 毎月の植物の手入れ方法をご紹介する「季節の園芸作業」はこちらから。 http://www.gardening.or.jp/colum/index.html 植物に関するいろいろな情報を満載したサイト「植物博物館」です。 植物を鑑賞したり、図鑑のように調べたり、様々な情報を無料で得ることができます。 http://www.horcul.com/top/ 園芸ファン通信を、テキスト形式でご希望の方は お手数ですがこちらからお申し込みください。。 http://www.gardening.or.jp/mail/index2.html 【園芸ファン通信に関するご意見、ご要望】 info@gardening.or.jp 【登録解除、アドレスの変更】 http://www.gardening.or.jp/mail/index2.html ※このメールは、園芸ファン通信の配信を希望された方にお送りしています。 ※園芸ファン通信に掲載された記事を転載希望の方はご連絡ください。 ※バックナンバーは下記でご覧になれます。 http://www.gardening.or.jp/mail/index.html ![]() http://www.gardening.or.jp/mail/htmlmail/068/mailmaga_68.html 日本園芸協会 〒151-8671 東京都渋谷区元代々木町14-3 http://www.gardening.or.jp |