質問.01 アマリリスが年に二度咲くのは
 四年前、花屋で買ったアマリリスの球根が、三年程は毎年一回ずつ咲いていたのが、昨年は夏と秋口に二回咲き、不思議に思っておりました。今年掘りおこしたところ、子供の球根が三個ばかり付いていましたので植木鉢に植替えましたが、今年は花が咲くてしょうか。
(滋加只県大津市  M.Nさん)
回答
 アマリリスの球根は、肥培してやれば毎年よく咲いてくれます。栄養さえよければ、また温度が高いと一年中咲くはずですが、露地ではちょっとむずかしいようです。だいたい、葉が四枚ごとに花芽分化するようです。
 やはり油粕や鶏糞、骨粉などの肥料を十分与え、また日の当る場所で育ててください。開花後、すぐにお礼肥えとして、化成肥料や混合肥料を与えます。葉は自然に枯れるまで、切り取ってはいけません。
 子球はよく肥培すれば翌年か翌々年咲きます。鉢植えでもさしつかえありませんが、この場合は水を切らさぬよう、注意が必要です。
 東京以南では、露地でも越冬が可能ですが、寒地では掘り上げておきます。掘り上げの時期は十〜十一月、湿らせたモミガラやオガクズの中に入れ、翌春まで貯蔵しておきます。

アマリリスの植替え
暖地の保存
寒地の保存
(堀りあげ)
鉢植え
植え方
(露地植え)
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質問.02 スイセンの花が二年目から咲かないのは
 スイセンの球根は植えっぱなしでも良いと聞きますので、畑のすみにそのまま植えこんでいます。ところが二年目からは葉は出ますが、花が咲きません。
(静岡県伊東市  K.Yさん)
回答
 スイセンは球根の高さの二〜三倍の探さに植え、間隔は一〇〜二〇cm、排水の良いやや湿った涼しい所で中性か、やや酸性の土地がよく、砂地や粘土質でも良く育ちますが、多少ピートモスを加えると良いようです。
 乾燥期の冬は十分灌水してください。二〜三年間は植えたままでよいのですが、落葉樹の半日陰地など夏の強光をさけられる土地が向いています。
 施肥は基肥として、よく腐熟した堆肥か硫酸カリ、骨粉あるいは過燐酸石灰を多めにしチッソ肥料は少なめにしてください。スイセンは、春の開花後に翌年の開花球を作りますので、家庭周では四月下旬から六月の葉が枯れるまでの間に、追肥として与えませんと翌年開花しません。
 また、アブラムシによりウィルスが発生しますので、マラソン乳剤などで駆除してください。葉に濃淡が出ていればたいていウィルス病で、これにかかるとやはり開花しなくなります。
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