葉面散布はチッソ肥料の尿素が大部分ですが他に微量要素を添加したものもあります。いずれも補助的な肥料ですからこれだけで育てるのはよくありません。やはり地中からの基肥、追肥を主体にしてください。野菜類や急速に育てるもの、また、特に葉菜類には効果がありますが、他の草花には葉が徒長しすぎたりの害もありますので充分注意します。粒状は必ず水に溶かしますが、濃度は生育状況、品種、基肥の有無、環境、時期、目的によりまちまちで決めてしまうわけにはいきません。やはりできるだけ薄めて数多く散布するのが一般には無難です。
また、日中や朝は光線に当たり急に乾いたりして濃度が濃くなり、葉焼けを起したりもしますので、できるならば曇り日や夕方無風の日を選んで散布するなどの気を使ってやります。専用の肥料には次のようなものがあります。
- ピタリGI(糖+ミネラル含有)
- エードF (NPK他一〇種入)
- ピロリンF (Proline F)
- ミネヘルス (活性ミネラル)
- サンピ三号(総合微量要素)
- ヨーヒBS(B2O3=ほう素)など。