園芸ファン通信 VOL.289 【12月号】 |
そろそろお正月も近くなってきました。庭や鉢の手入れをしつつ、冬場に出回る花を楽しみましょう。 |
★今号の記事一覧★
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【特集1】買い物情報●アカエナ・イネルミス‘プルプレア’(Acaena inermis)ニュージーランド原産のバラ科の多年草です。小ぶりで美しい赤色の葉で、耐寒性があるので、冬の花壇で活躍します。ほふくさせてグランドカバーにしたり、寄せ植えに使えます。水はけの良い土で日当たりの良い場所に置いてください。水は土が乾いたら午前中にたっぷりと与えます。株分けなどで増やすことができます。 ●フイリヒサカキ‘残雪’(Eurya japonica‘Variegata’)日本に分布するツバキ科の常緑低木です。挿し木繁殖した背の低い苗は寄せ植えのアクセントとして重宝し、和風、洋風、どちらのスタイルにもあいます。斑入りでないヒサカキは、昔から庭の生垣や植え込みに重宝されていて、育てやすい植物といえるでしょう。植物の腐食質を多く含む肥沃な土で、半日陰を好みます。 ●カロケファルス・ブラウニー(Calocephalus brownii)オーストラリア原産の、キク科の低木です。よく枝分かれし、葉は小さく枝と区別がつきません。全体的に銀灰色で、丸い株を形作り、シルバーリーフとして寄せ植えや花壇によく用いられます。温暖な気候を好むため、室内で管理します。
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【特集2】季節の手入れポイント<花壇・ガーデニング>戸外での作業は特にはありません。空いている花壇があったら天地返しをしておきましょう。シャベルなどで花壇を掘りかえし、下の土を上に出しほぐして空気にさらします。30〜50cmくらいの深さでちょっと大変ですが、頑張りましょう。寒さや乾風、日光に当てることで、春からの病害虫の発生を減らすことができます。 <花木・庭木>針葉樹、落葉果樹・花木の剪定を年末までに行えなかった方は、厳冬期を避け、2月になってから行いましょう。バラの冬の剪定や元肥やりは今が適期です。同時に薬剤を散布するとよいでしょう。 <花鉢物>
室内に取り入れた熱帯花木類や草花類の具合はいかがですか。落葉性のものや枝を切り詰めた鉢物は吸水する力が弱くなっていますので、水は控えめにします。水やりの基本は、鉢の土が乾いてきてから与えることです。また、アブラムシ、カイガラムシ、ハダニが発生しやすいので注意しましょう。表側だけでなく、定期的に葉裏や葉の付け根、株元の葉の重なりあっているところをチェックします。 <家庭菜園・ハーブ>家庭菜園はおやすみの時期。越冬させている種類も少なくなりましたね。ホウレンソウやシュンギクなど、ビニルトンネルやべたがけシートをかけて育てているものは、中でアブラムシなどの病虫害が発生していないか、時々調べてみましょう。また、ビニルトンネルを利用すれば、ニンジン、コマツナ、カブ、ダイコンなどの種子がまけます。今、種子をまけば、春〜初夏にかけて収穫できます。
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【特集3】クリスマスローズの購入と管理冬の寒さに負けず、屋外で咲いてくれるクリスマスローズ(キンポウゲ科ヘレボルス属)は貴重な花ですね。クリスマスローズの名の由来であるヘレボルス・ニゲルはもちろんのこと、2〜3月に最盛期を迎える豊富な色・形の交配種も安価で入手できるようになりました。 <花付き株を入手したら>
<苗の場合>ポット植えの苗は、1年で根がポットに回ります。ポットの土を押してみて、硬い感じなら根詰まりを起こしかけています。軽く根をほぐして二回りほど大きな鉢に植え替えます。なお、施肥は、植え替え後、3週間ぐらいしたら始めます。
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【特集4】洋ランの手入れ年が明けると各地で洋ラン展が開かれます。ご家庭でも、シンビジウムやパフィオペディルムなど蕾が上がってきてくれるころです。あなたの愛蘭の咲き具合はいかがですか。 <花つきの株を入手した場合>
<持ち込み株の管理>温室があれば別ですが、あまり温度が保てない場合は高温性のカトレアやファレノプシスなどは花が咲くのが遅くなります。低温性のシンビジウムやパフィオペディルム、ノビル系デンドロビウムは蕾があがってきます。花茎が折れたり曲がったりしないよう、支柱を立てましょう。また、空気が乾燥しがちですので、シリンジをマメに行います。
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【特集5】書籍のご案内葉っぱのかたちから樹木が調べられる原寸大植物図鑑をご紹介します。
注文先:日本園芸協会 代理部(日本カタログショッピング)
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【特集6】イベント情報
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