園芸ファン通信 VOL.287【10月号】 |
冬の兆しが見えてきました。秋の台風や寒さなどで傷ついた庭の植物は、アフターケアをしっかり行い、来年も元気良く育つようにしましょう。 |
★今号の記事一覧★ |
【特集1】買い物情報●オルトシフォン・ラビアツス (Orthosiphon labiatus)南アフリカに自生するシソ科の多年草です。良く枝分かれし、初夏から晩秋まで、淡い桃色の花を次々と咲かせるのでボリュームがあります。鉢植えでも夏の花壇でも活躍し、葉は芳香があり、花も香りも楽しめる使い勝手の良い花です。水はけと日当りのよいところで管理し、土が乾いたら水をたっぷり与えます。0度前後の低温に弱いため、冬場は鉢あげして霜のあたらないところで管理します。 ボリュームがあり、背丈がある程度伸びるので、花が終わったら切り戻します。 ●コレア‘タスマニアベル’(Correa ‘Tasmaniabell’)タスマニアに分布するミカン科の低木です。少し縮れたような丸い葉のつけねに、名前のようにベル形の花をつけます。鉢植えや花壇で楽しみますが、冬の霜にはあたらないようにします。砂質の水はけのよい土を好みますので、雨の多い時期は雨のあたらないところで管理します。 ●ペニセツム・グラウクム(Rivina humilis)アフリカ原産のイネ科の多年草です。銅葉などカラーリーフのグラス類が秋の花壇や寄せ植えを彩ります。日当たりと水はけのよいところ好みます。水やりは土が乾いたらたっぷり与えます。繁殖力が強いので、株が広がったら困る場合は、プラスティック板(30cm深さ)で根を囲んで外に伸びないようにしておきます。
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【特集2】季節の手入れポイント
花壇の草花の生育はいかがですか。霜が降りる頃になると、長く花を咲かせつづけてくれたコスモスやサルビア、マリーゴールドなどの秋花壇も見おさめの時期。草姿も乱れてきていますので整理しましょう。手で抜ける株は手で、コスモスなど根の張っているものはシャベルで掘り上げます。枯れ枝や古根を取り除いた後は、土を掘り返し、堆肥や苦土石灰などをすき込んでから平らにならします。コガネムシの幼虫やヨトウムシがいたら、捕殺しましょう。 マツ類の“もみ上げ(古葉とり)”は今が適期です。早めに済ませて、正月をきれいな庭で迎えましょう。また、チャボヒバ、イトヒバ、スイリュウヒバなどのヒバ類も庭の格を高めてくれる樹木です。一緒に手入れをすれば、庭がより見事になります。 戸外で管理してきた非耐寒性の鉢物類には、保護が必要になります。低温に強いタイプの洋ラン類(シンビジウム、デンドロビウム、オンシジウムなど)、エンジェルストランペット、クンシラン、ノボタンなどの鉢物類なども、霜の降りる前に室内や軒下にとりこみましょう。 なお、室内は通風が悪く、ワタカイガラムシやアブラムシ、ハダニなどが大発生しがちですから、とりこむ前に、殺虫剤や殺ダニ剤を散布して退治しておきましょう。シンビジウムなどは葉の付け根にカイガラムシが潜んでいることがありますので要注意。また、鉢の底のナメクジにも気をつけましょう。 菜園やハーブガーデンもそろそろ冬支度ですね。
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【特集3】バラ大苗の植え付けバラの大苗(接ぎ木2年生苗)の植え付けの時期です。品種が揃っているうちに好みの種類を購入しましょう。 <良苗の条件> <庭植えの仕方> <鉢植えの場合>
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【特集4】大菊秋苗の植え方キクの盛りの時期です。苗も出回り始めていますので、来年は大輪のキクを咲かせてみませんか。今の時期のキク苗は秋苗(秋挿し苗)といい、9月に挿し芽をして作られたものです。この苗を育てて、来年の5月に挿し芽(この挿し芽株に花を咲かせるのです)をする親株とするものです。 <取り入れる前の準備>
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【特集5】書籍のご案内葉っぱのかたちから樹木が調べられる原寸大植物図鑑をご紹介します。
注文先:日本園芸協会 代理部(日本カタログショッピング)
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【特集6】イベント情報
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