(3)マツのこも巻き
マツケムシはアカマツ、クロマツ、ツガ、ヒマラヤスギなどにつき葉を食害する害虫です。 暖かい間は幼虫が樹上にいますが、11月頃になると幹を伝って下へ下りて粗皮の下に隠れて越冬する習性があります。そこで、この性質を利用して幹の地上1.2m〜1.5mの所にこもをゆるく巻き付けてしゅろなわで結束しておきます。こうしておくと越冬場所と間違えて入りこみますので、年を越してからこもを取り外し、幼虫を集めて焼殺します。
また金属のタワシ等でマツの粗皮をこすり取って潜伏場所をなくすることも有効です。特にアカマツは、あの赤い皮膚をきれいにするためにもこの作業は欠かせません。
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