・樹冠:枝や葉の繁っている部分。外郭線を樹冠線と呼び、種によってそれぞれ形に特徴がある。
・幹:木の骨格をなす、根と樹冠を結ぶ太い主要な部分。
・主枝:幹から側方に出る太い枝。玉散らし仕立ての場合、下から一の枝、二の枝、三の枝と呼ぶ。樹形を決める上で重要。
・側枝:主枝から分かれた枝。その年のものを本年枝、前の年に出たものを前年枝、前々年に出たものを三年枝と呼ぶ。
・開花枝:花を咲かせる枝。
・芽:葉芽と花芽がある。葉芽は萌芽して枝となり、木の生長の基となる。 花芽には、蕾となるもの(ウメ、サクラなど)、生長して開花枝となるもの(ボタン、ムクゲなど)、実を付ける結果母枝となるもの(カキ、ブドウなど)がある。
・枝おろし:大枝を付け根から切り取る。剪定では大掛かりな作業なので慎重に行う。
・枝すかし:込みすぎた枝や徒長枝など不要な枝を元から切る。
・切り戻し:1本の枝を途中から切ること。樹形を作り変える時によく行う。木の種類によって残った枝に養分がどう集まるかを考えて切る。
・刈り込み:樹冠を人工的な形に仕立てる。
・摘芯:伸びすぎる枝を抑えるため、新梢の先端を切りつめる。
・芽摘み:枝や葉に生長する前の芽をかき取る(芽かき)。
・摘花、摘果:大きな花やよい果実を得ることを目的として、蕾や花、果実がまだ小さいうちに摘み取ること。
・誘引:タケや丸太、シュロ縄などを使い、枝を切ることなく向きを変えたり曲げたりして樹形を作る方法。引っ張り、突っ張り、支柱立て、針金掛け、などがある。