日本園芸協会美顔と美容のハーブ
ENJOY!

1ジャーマンカモマイル 2ローズマリー 3ラベンダー
4セージ 5ローズ 6ペパーミント
7タイム 8レモンバーム 9ポットマリーゴールド
10ジュニパーベリー 11リンデン 12マロウ
13紅茶 14ローズヒップス 15ハイビスカス


ジャーマンカモマイル フランスやドイツで特に人気の高い理由は、子供達の万能薬といえるからでしょう。民間薬として重宝されています。いろいろな体の不調、特に女性特有の病気や神経障害に対する効果が知られ、更年期の不快も改善するといわれています。また、すぐれた整肌作用、抗炎症作用、アレルギーを改善する作用は特筆すべきモノがあります。植物性エキス入りの化粧品に、このカモマイル(カミツレ)が古くから、いかに多く含まれていたかを知ればその効果は納得できます。身体をあたため、熱を下げ、気分を安静にします。風邪のひき始めには濃いティーを飲んで休んで下さい。
ジャマイカンマイル

ローズマリー ミントと並んで、最も古くから薬用植物として栽培されていたハーブのひとつです。古来から神経を強くし、頭をシャープに、記憶力を良くするハーブとして知られています。ギリシャ時代(2500年以上も前)には、すでに受験の「お守り」とされていました。芳香と強い消毒作用のため、悪霊を払い、空気を清浄にする燻蒸剤としても用いられました。化粧水の始まりといわれる「ハンガリー水」の主成分はこのローズマリーのエキスですが、ハンガリーのエリザベート王妃がこのローションによってリウマチを治し、肌を美しく甦らせ、若返りに成功したという話は有名です。デオドラント効果が高く、キズを早く治し、筋肉痛に良く効きます。収れん性の高い化粧水となり、脱毛やフケ防止に役立ちます。
ローズマリー

ラベンダー ラベンダーの香り成分には、心身両方を鎮静させる効果があります。花、葉、茎の全草が香りますが、花の精油が最も上質で、産地別では英国のものが優れています。現代人の抱えているストレス、イライラやヒステリー、頭痛、めまいを穏やかに治し、不眠症、不安症に悩む人々にも効果があります。美容、健康面でデオドラント効果が高く、消毒、抗炎、治癒作用にすぐれ、新陳代謝を良くすることが知られています。肌質を問わず、生き生きとさせるローションとして用いることができ、ニキビ、火傷、脱毛症にもすすめられます。
ラベンダー

セージ 「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」というイギリスの格言が、このハーブの威力をすべて物語っています。また、消毒、防腐抗菌作用は、ブタ肉の臭みを消し、香り付けをし。保存力を高めるものとして、まさに「ソーセージ」が表現し尽くしています。身体の様々な機能を刺激し、活力を与えますから、古くから、民間の万能薬として病気の治療に使われてきました。全身の強壮作用、消化促進、健胃整腸、解熱、血圧降下の作用の他に、香りは神経の不安を除く働きがあります。デオドラント効果が高く、肌を引き締め、過敏な肌も丈夫にしてくれます。フケや抜け毛を防止することもよく知られています。作用が強いので、ローズマリー同様、精油を用いる時には、他のハーブよりごく控え目に。
セージ

ローズ ローズは香りの女王といわれ、香水材料としてもっともよく使われます。その優雅な香りとすぐれた美容上の作用は、私たちを十分に魅了し、同時に驚かせます。ヨーロッパでは、古くから食用の香り付けと美容ローションとしてローズウォーターが売られ、日本では「ばら」の名を冠した化粧品が大ヒットしたことなどからも、潜在的な親しみやすさと香りへの興味が理解できます。血液を浄化し、心臓、肝臓、胆のう、胃、腸を丈夫にし、便通も整えるなど、女性の生理機能全体を正常にしてくれることは、大変興味深いことです。殺菌消毒作用にもすぐれていますが、毒性は極めて低く、炎症を速やかに鎮めてくれます。神経や気分を鎮静させ、メランコリックな心を立ち直らせ、くつろがせることができます。すべてのタイプの肌質を整え、強くします。
ローズ

ペパーミント  ガム、歯磨き、湿布剤、のど飴、筋肉痛やかゆみ止めの塗り薬などによく使われています。ハーブの中で一番知られている香りがきっとこのペパーミントでしょう。その香りと効能を既に殆どの人が共通に体験しているのは、このハーブだけかもしれません。セージと並んでこれも万能薬です。頭や神経全体の働きを良くし、全身の代謝を活気付け、胃や肝臓の機能も促進させます。消毒や抗炎症作用にすぐれていることから、風邪や気管支系の症状に使われ、また、神経強壮作用や鎮静作用もありますから、精神疲労をやわらげ、ヒステリーを鎮めて気分を爽やかにしてくれます。ローションとして使えば、収れん性が高く、肌をリフレッシュさせることができます。
ペパーミント

タイム  すっきりした男性的な香りのタイムは、古代ギリシャ時代に、品格や勇気、活動のシンボルとされていました。防腐作用、殺菌作用やカビを防ぐ作用にすぐれるため、食品加工の際には、風味付けを兼ねて多用されています。日常のヨーロッパ料理でも、肉や魚介類の臭みを消し、保存力を増すための重要なハーブです。シャープなツンとした香りは消毒力の強い成分「チモール」のためで、口内清涼剤、歯磨き、石鹸、トニック、男性用ローションなどによく利用されています。飲用すると風邪や腹痛をやわらげたり、また、ハーバル・バスにするとリウマチや神経痛、あるいはそれらが原因のむくみの症状などを軽くすることが知られています。
タイム