◆鉢物の手入れ◆
洋ラン類で、花の咲いている株は、あまり乾燥しない室内の明るい場所、日の当る場合はレースのカーテン越しぐらいのところがベストです。花をある程度楽しんだら、デンドロビウム・ノビル系以外は花茎を早めに切って、あとは切花として楽しみましょう。そうすると株が弱りません。シンビジウムは一番上の花が咲き出したら、根元から切ればよいでしょう。ファレノプシスでは、根元から1節こして残して切るようにすると、2番花が咲くことがあります。この場合、咲かせすぎると株が弱りますので早めに切りとっておきましょう。花のすんだ株では水やりは控えめにし、肥料も春になり新芽が動き出すまでは必要ありません。
プリムラ・マラコイデスで花が3段くらいまで咲き終わったものは、花茎を株元からちょっと上で切り取りましょう。オブコニカでは花茎の花が2/3位咲き終わったら切ればよいでしょう。そうすると、株の消耗が少なく、次から次に花茎が上がってくるはずです。サイネリアでも咲き終わった茎を切り取ると、やや小型になりますが、やはり花茎が上がってきて楽しめます。
なお、プリムラなどの鉢花類や外のパンジーなどの花がら摘みはこまめに行い、追肥も忘れずに行いましょう。
◆花壇の天地返し・古土の再生法◆
空いている花壇は、寒い間に天地返しをしておきましょう。シャベルなどで掘り返し、下の土を上に出し、土の塊は砕いておきます。そうすると、寒さや日光で病害虫が退治できます。
そのまま、2週間くらいおき、堆肥や腐葉土、石灰(普通は1uあたり一掴みくらい、ハーブや野菜の場合は2掴みくらい)などを混ぜてならせばふわふわとした草花が良く育つ土に改良できます。
また、プランターなどのコンテナの古い土は始末に困りますね。庭の隅に埋めてしまうか、少しづつ生ゴミなどに混ぜて、処分するのが一番です。再利用したい場合は、目の細かいフルイで細かい土を除き、使わないなべなどでよく熱して消毒してから腐葉土や堆肥などを半分くらい混ぜて使うとよいでしょう。
市販の古土再生用の資材を利用してもよいのですが、2回ぐらいまでのしようにとどめておいたほうが無難です。 |