日本園芸協会季節の園芸作業
ENJOY!

[3月]

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◆3月のガーデニング(後半号)◆

 そろそろ桜前線が気になる季節になりました。今年は暖冬気味と言われ、花は例年よりも早そうですでが、あなたのお住まいの地域はいかがですか。
サクラが咲き出すと、いよいよ春本番!いろいろな作業が待っています。

◆買い物情報◆

「初黄(黄色いツバキの最新品種)」と「雲南ミツマタ」
 ガーデニングブームの影響か、花木の仲間にもニューフェースがぞくぞく登場。共に温かみのある黄色系ですから、早春の花にふさわしいですね。花付きで3〜4千円と、まだちょっと高いのですが、珍しいもの好きの方にお勧めです。花が終わって 安くなった株などはお買い得ですね。また、オガタマの仲間の「ミケリア・マウダイエ」は、今が花どき。大輪で香りがよく、ちょっと寒さには弱い(関東北部では冬は室内で)のですがマークしたい花木です。

羽衣ジャスミン
 行灯仕立てのハゴロモ(羽衣)ジャスミンが出まわっています。純白で香りがよいので1株は欲しいですね。買い時は花が2割くらい開いてきたもの。入手したらなるべく日当たりのよい所で管理します。
 ただ、強い風に当てると弱りますので、しばらくは注意しましょう。関東南部以南ならば庭植えできます。なお、ジャスミンとついてもマダガスカルジャスミン(耐寒性弱い)やカロライナジャスミン(耐寒性強い)は違った種類です。

黄色いツバキ「初黄」
黄色いツバキ
「初黄」
普通のミツマタより大輪ミツマタ
普通のミツマタより大輪
の雲南ミツマタ
ハゴロモ(羽衣)ジャスミン
ハゴロモ(羽衣)ジャスミン

◆ガーデニングトピックス◆

園芸懇話会(主催・園芸文化協会 Tel 03-3591-6296)に行って来ました。
 テーマは「新しいカラーリーフプランツ」で、講師は千葉大学名誉教授の横井政人先生。 緑色以外の葉色の植物を「カラーリーフプランツ」といい、外国では古くから親しまれてきたとのこと。


<我が家にあったカラーリーフプランツ>
ティフェンバギア シクラメン・コウム ヘリクリサム
ティフェンバキア シクラメン・コウム ヘリクリサム

 120点ちかいスライドで、珍しいカラーリーフプランツの世界を紹介いただきました。
 我が国の古典園芸植物も「カラーリーフプランツ」としてとらえることができ、日本人にもなじめそうな分野のようです。これからは花だけではなく、葉色を考えたガーデニングがはやりそうですね。 (園芸文化協会も連絡先は Tel 03-3591-6296)


◆ガーデニング・イベント案内◆

春の園芸シーズンの到来と共に、園芸・ガーデニング関係のイベントが目白押し。
早めに計画を建てて出かけましょう。

淡路花博ジャパンフローラ2000(兵庫県・淡路島 国営淡路海峡公園ほか)
3月18日〜9月17日
   (主催・国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000日本委員会」Tel 078-393-1998)
趣味の園芸フェスティバル(東京・銀座松屋デパート)
3月22日〜27日(主催・NHK出版他 Tel 03-3780-3337)
日本フラワー&ガーデンショウ(東京・幕張メッセ)
3月24日〜26日(主催・日本家庭園芸普及協会 Tel 03-3583-6157)
エキスポランド ガーデンフェスティバル2000(吹田市・千里万博公園エキスポランド)
3月17日〜5月14日( Tel 06-6877-0560)
みやざきフラワーフェスタ2000(宮崎市・こどものくに)
3月18日〜5月31日(主催同フェスタ実行委員会 Tel 0985-25-4676)
フラワードーム2000(名古屋市ナゴヤドーム)
3月16日〜21日(主催・フラワードーム実行委員会 Tel 052-221-0956) 

◆パンジー花壇を作りましょう◆

冬の間、寒くてサボってしまった方は、まだ間に合うパンジー花壇を作りましょう。
 時期的に、植えつけてすぐに株が生長します。株間は広く10センチはあけて植えましょう。
 プランターなら標準のサイズで3株植えです。良苗は、茎のぐらぐらしない根張りの良い株。お店に長く置かれた株は、間延びしたりアブラムシがついているものもありますので注意しましょう。パンジーは花色ごとにまとめて使うものです。あらかじめ大雑把なデザインを組んでから、品種ごとにまとめて買いましょう。また、落葉樹下などのナチュラル花壇や、宿根草花壇の飾りに使うときは、1箱売りの安くなった混合株もの(古くなった株が多いのですが)が割安です。

ス−パーマジェステックブルーキャップ
株間はこのくらい空ける

このくらいのポットには1株
このくらいのポットには1株


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