晩秋から冬〜春花壇にかかせないパンジーやビオラ。季節になって苗を買うと結構高いですね。今年はパンジーの種子蒔きに挑戦しましょう。蒔き時期は8月下旬から9月上旬(関東地方標準。寒冷地ならば2週間くらい前、暖地ならばその分遅くします)。この仲間の種子は、低温処理してから蒔くのがポイント(約1か月)です。蒔く時期に合わせて低温処理を始めましょう。低温処理は種子を吸水させてから、冷蔵すること。その方法としては、深めの小皿の底にティシュを畳んで入れ、水を注いで湿らせた上にパンジーなどの種子を置き、吸水させます。小皿の表面をサランラップで覆って密閉し、冷蔵庫の野菜室に保管すればよいでしょう。(種子の蒔き方は次回に紹介します)。
★アセリナとポーチュラカの寄せ植え
日照りに強いので、夏の花壇やハンギングに欠かせないポーチュラカ(スベリヒユ科)。今回はこのポーチュラカと最近、出まわり始めてきたつる植物のアサリナ(ゴマノハグサ科)の寄せ植えを作りましょう。
- <材料>
- ・直径30センチのポット
・ポーチュラカ5株(赤色と白色)
・アセリナ中株
・朝顔支柱1個
・培養土
<作り方>
ポットの穴に底網を置き、底石用に大粒の軽石を2段くらい並べ、その上に培養土を目分量でポットの半分くらい入れます。真中より、やや後ろにアサリナを配置し、朝顔支柱を立てからませます。次いで、ポーチュラカを敷き詰めます。枝が長いものは、適当な長さで切って、空いた部分に挿せばすぐに発根してくれるはずです。アサリナが活着して、朝顔支柱から垂れて咲いてくれるようになれば完成です。
<その後の管理>
ポーチュラカは日陰を嫌いますので、アサリナの陰にならないように光の入り具合を考えてポットを置きます。水やりはやや控えめで乾かしぎみに管理し、ハイポネックスなどチッソ分の少ない液肥を2週間に1回くらい与えるようにしましょう。
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