良苗の選び方
良苗は、茎のぐらぐらしない根張りの良い株。お店に長く置かれた株は、間延びしたりアブラムシがついているものもありますので注意しましょう。なお、パンジーは花色ごとにまとめて使うものですので、あらかじめ大雑把なデザインを組んでから、品種ごとにまとめて買いましょう。また、落葉樹下などのナチュラル花壇や、宿根草花壇の飾りに使うときは、1箱売りの安くなった混合株もの(古くなった株が多いのですが)が割安です。
<パンジー・ハボタン花壇>
ハボタンは、キャベツの仲間ですが日本で園芸化された植物です。古くから冬花壇や和風の寄せ植えに使われてきましたが、最近は下葉を落として細長く仕立てたスタンダード風のものや、葉張り10〜15センチほどの子株ものが花壇や寄せ植えに人気です。配植はスタンダード風のものを中心にして回りをパンジーで囲むか、逆にパンジーを中心に回りをハボタンの子株もので囲むかになります。ハボタンは白〜緑〜薄赤〜薄紫とパステルカラー調ですから、パンジーも同じパステルカラーの種類を選ぶとよいでしょう。
なお、春から使ってきた花壇の場合は、枯れ枝や古根を取り除いた後は、土をよく掘り返し、堆肥に苦土石灰などをすき込でから平にならします。コガネムシの幼虫や夜盗虫がいたら、つまんでビニール袋などに入れて捨てましょう。
◆球根の掘り上げと鉢物のとり入れ◆
球根の掘り上げ
ダリアやカンナ、グラジオラスなどは早めに掘り上げましょう。よく乾燥させてから紙袋に入れて春まで保存しますが、アキメネスや球根ベゴニア、アマリリスは鉢のまま、乾燥させて凍らない室内で保存します。
観葉植物などの取り込み
夏の間、外で育てていた観葉植物、洋ラン類、クジャクサボテン、ゲッカビジン、クンシラン、ノボタンなど寒さに弱い鉢物類は、霜の下りる前に室内や軒下にとりこみましょう。でも、その前に薬剤散布を。
室内は通風が悪く、ワタカイガラムシやアブラムシ、ハダニなどが大発生しがちですから、とり入れる前に、殺虫剤、殺ダニ剤を散布しておきましょう。シンビジウムなど葉の付け根にカイガラムシなどが潜んでいることがありますので要注意。また、鉢の底のナメクジにも気をつけましょう。
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