|
キンセンカはいまが蒔き時 |
◆秋の種子蒔き◆
ガーデニングは種子まきから始めるのが基本。ご自分で種子をまいて育てれば、愛しさもひとしおで、費用も安く済みますのでお金を気せずに飾ることができます。
秋の種子まきは残暑もおさまってきた彼岸頃が時期なのですが、今年はまだまだ暑い日が残っていますね。昼間の最高気温が22、2度くらいの日が続く頃を目安にしましょう。ヤグルマソウやキンセンカなどは10月上中旬くらいまでにはまき終わるようにしましょう(スイートピーとヒナゲシはやや遅く10月一杯くらいまでに)。移植を嫌うラークスパーやベニバナなど以外は、平鉢に蒔き、本葉2、3枚程度で最初の移植をして、育ってきたらさらにもう一度移植をして育苗し、春に備えます。
◆秋花壇を作りましょう◆
 |
秋を感じさせるコスモス |
夏の暑さや秋の長雨で傷んでしまった夏花壇は、早めに整理して秋花壇に模様替えしましょう。
すでに、春花壇用の秋植え球根も売られだしていますから、秋植え球根を植え込んでから、コスモスなどの秋花壇用の草花苗を植えつけてもよいでしょう。この草花は、秋の終わりにパンジーやハボタンなど冬春花壇のものと差し替えればよいわけです。“季節の園芸作業”の8月下旬号に「秋花壇の植え込み」方法が載っています。ご覧ください。
◆草花類の挿し芽をしましょう◆
秋の彼岸から10月中旬頃は、草花類や挿し芽の適期です。夏の間に伸びて姿の乱れてしまったトラディスカンチア、ストレプトカーパス、木立ベゴニアなどの宿根草類やハーブ類、熱帯花木(9月いっぱいまで)などは、挿し芽をして苗を作り、仕立て直しをしましょう。この時期に挿せば、寒さの来る前によい苗に育ってくれます。
穂木は下葉を落して7〜15センチに切り、2時間くらいコップで水揚げします。平鉢に清潔な用土(鹿沼土、川砂、市販の挿し木用土など)を8分めくらい入れ、軽くならします。太めの箸で穴をあけ、その穴に穂木を2、3センチさしいれて、基部の土を軽く押さえるようにすればよいでしょう。挿し終わったら、目の細かいジョウロで底穴から少し水が流れ出す程度水やりし、直射日光の当らない明るい日陰地か、半日陰の所で管理します。草もので2〜2週間、木もので1.5か月くらいで発根してくれるはずです。発根までは土が乾かないように、土の表面が白く乾きかかってきたら水やりします。
|