買物情報
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色づき始めた
カキの鉢植え |
小実性の
トウガラシ |
秋花壇用の苗物や秋植え球根
苗物は発芽時の双葉までついているものが良品で、下葉が黄色くなっているものは、店頭などで水切れをおこさせた可能性がありますので避けましょう。今年は秋植え球根の入荷が遅れているようで、チューリップなどは月の半ばにならないと品種が揃わないようです(クロッカスなどはもう並んでいますが)。球根類は直射の当らない店内に置かれているもの、苗物はよく日の当る売り場のものが、傷みが少なくてベストです。
ジョウロウホトトギス |
秋の山野草
ジョウロウホトトギスや斑入りススキ類、リンドウ、シュウメイギク、ダイモンジソウなど、秋の風情を感じさせてくれる山野草やハギなどの鉢植えが出回り始めます。シュウメイギクや斑入りススキ類、リンドウ、ハギはよく日の当る所、ジョウロウホトトギスやダイモンジソウは午前中日の当り、午後は日陰になるところか、半日陰のところに置きます。晴天の日や風の強い日は、水が切れやすいので注意しましょう。
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普通のトウガラシ |
実物・果樹
季節柄、果実を楽しむ鉢ものが出てきました。カキやミカンなどの果樹類、トウガラシやウメモドキ、ムラサキシキブなどが買い時です。実物は花物よりも長く楽しめるものですが、葉の縁などが褐変などしていない健全な葉が多くついたものを選ぶと、より長く楽しめます。
秋花壇を作りましょう
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秋を感じさせるコスモス |
雨が多いと花壇も株が間伸びして崩れてしまうことが多いものです。傷んだ夏花壇は、早めに整理して秋花壇に模様替えしましょう。
普通は、秋植え球根を植え込んだ上に、コスモス、サルビア、ポットマムなど秋咲きの草花を植え込んで秋花壇を作るのが効率がよいのですが、今年は秋植え球根の売出しが遅れているようですから、草花類だけで秋花壇を作るのがよいですね。秋植え球根はポットで育てて、秋花壇が終わった段階で、ポットから花壇に移し変えればよいわけです。
なお、夏花壇のあまり傷んでいないマリーゴールド、サルビア、ペチュニアなど株は、枝を切り詰め、根も整理してプランターなどに植えなおせば、1ヶ月くらいで回復して、秋一杯花が楽しめるはずです。植え替えして2週間位したら、液肥を追肥します。
夏越しさせたシクラメンの植え替え
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今年は夏が涼しかったせいか、シクラメンの夏越しに成功された方が多いようです。ただ、このまま育てていくと花つきがよくありませんので、残暑が収まったら(9月中旬が目安)、植え替えしましょう。
- 休眠させて葉が枯らして夏越しさせた株
- 鉢から抜いて、古い土を1/2ほど落とし、枯れた根や傷んだ根を整理して、新しい用土(市販の培養土にミリオンなど根腐れ防止剤1掴み混ぜる)で、一回り大きな鉢に植え直します。球根を土から1/2ほど上に出して植えるのがポイントです。
- 休眠させず、そのまま葉を茂らせて夏越しさせた株
- 枯れた葉や痛んだ葉を切り取ってから、鉢から抜き、古い土を1/3ほど落として、傷んだ根や腐った根を整理して、新しい用土で植え直します。このとき根はあまり痛めないようにします。用土や植え方は同じです。
- 植え替え後の管理
- 植え終わったら、たっぷりと水やりし、10日ほどは半日陰で管理し、以後はよく日の当たるところに置き、2週間に1回液肥を与えます。霜が降りる前に室内に取り込み、以後は普通のシクラメンの管理と同じです。
秋植え球根の植えつけ
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秋植え球根が売り出されるころですが、今年はチューリップなど国内産、オランダ産とも入荷が遅れているようです。こうした年は出荷量にもばらつきがあるものですから、気に入った花色や花形の品種があったら、気がついたときに求めておきましょう。実際の植えつけは10月中旬頃まで大丈夫です。
良球は皮に傷や病斑がなく、重くずっしりと感じられるもの。用土は市販の普通の培養土でよく、庭植えの場合は日当たりがよく水はけのよいところ。チューリップなどは球根の3倍の深さに植え、株間は球根3個分くらいとればよいでしょう。鉢に植える場合は、球根の先端が出るくらいの浅植えにします。ユリ(オリエンタル系)やフリージアはもう少し遅くなってからが植え時です。
ワンポイントメモ
- アネモネは尖った方が下。湿った砂やピートなどに混ぜて、球根が水を吸って膨らんでから植えつけます。
- ラナンキュラスも湿った砂やピートなどに混ぜて吸水させ、芽が動き出してから植えつけます。
秋の種子まき
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キンセンカは
いまが蒔き時 |
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ガーデニングは種子まきから始めるのが基本。ご自分で種子をまいて育てれば、費用も安く済み、お金を気にせずに贅沢に飾ることができます。
秋の種子まきは残暑もおさまってきた彼岸頃が目安です。v昼間の最高気温が22、3℃くらいの日が続く頃を目安にしましょう。ヤグルマソウやキンセンカなどは10月上中旬くらいまでにはまき終わるようにしましょう(スイートピーとヒナゲシはやや遅く10月一杯くらいまでに)。移植を嫌うラークスパーやベニバナなど以外は、平鉢に蒔き、本葉2、3枚程度で最初の移植をして、育ってきたらさらにもう一度移植をして育苗し、春に備えます。
草花類の挿し芽ができます
秋の彼岸から10月中旬頃は、草花類や挿し芽の適期です。夏の間に伸びて姿の乱れてしまったトラディスカンチア、ストレプトカーパス、木立ベゴニアなどの宿根草類やハーブ類、熱帯花木(9月いっぱいまで)などは、挿し芽をして苗を作り、仕立て直しをしましょう。この時期に挿せば、寒さの来る前によい苗に育ってくれます。
穂木は下葉を落して7〜15センチに切り、3時間くらいコップで水揚げします。平鉢に清潔な用土(鹿沼土、川砂、市販の挿し木用土など)を8分めくらい入れ、軽くならします。太めの箸で穴をあけ、その穴に穂木を2、3センチさしいれて、基部の土を軽く押さえるようにすればよいでしょう。挿し終わったら、目の細かいジョウロで底穴から少し水が流れ出す程度水やりし、直射日光の当らない明るい日陰地か、半日陰の所で管理します。だいたい2〜3週間くらいで発根してくれるはずですが、発根まで、土が乾かないように、土の表面が白く乾きかかってきたら水やりします。
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右は間伸びしたトラディスカンチア、左は挿し芽で仕立て直した鉢 |
下葉を落とした穂木。
コップで水揚げを |
挿し終わったら水を十分あたえる。後ろはストレプトカーパス |
果樹・花木のお礼肥え
夏に収穫したブルーベリー、ウメやサクランボ、モモ、早めに収穫の終わったナシやクリなどの果樹類と、夏咲きの花木にはお礼肥えを施しましょう。
- 肥料の種類は
- 果樹にはチッ素分の多い即効性の化成肥料を、花木類は3要素等量混合くらいの化成肥料か有機配合肥料を与えます。
- 施す量と与え方
- 果樹類では、寒肥の時の半分くらいを、花木では、成木で軽く2握りくらいを根回りに浅く溝を掘って埋め込みます。
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