(1)庭への水やりはこうして
庭の芝生も草木も夏は水を補給しないと元気がありません。芝生にはスプリンクラーを設置することもできますが、 庭木の場合は根元へ十分に潅水しなければなりませんので、ホースでの水かけが必要になります。
<1> 庭木への水やり
新しく植えた庭木は根元のまわりに溝を掘り、そこへ水をやりますが、古くから植えてある庭木はそれなりに自衛していますので 水をやらなくても枯れることはありません。しかし、補給してやれば良くなることは確かですが、これには要領があります。庭木の葉に塵埃が付着しているので、これはホースで圧力をかけて落とします。これを葉水といいますが、日中の暑いときにやりますと、折角葉を垂れて水分の蒸散を防いでいる庭木から逆に水分の蒸散を促すことになりますので、逆効果になり好ましくありません。葉水は、朝早くか夕刻にホースの先を指先で強く押さえて水を圧送し、その力で葉を洗います。しかしこの程度の水かけでは 、水分の補給としてはあまり効果がありません。庭木に水をやる場合には、植え込みへホースの先を出し放しにして、たっぷりと地中に吸い込ませるほどやるのがよいのです。
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